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来年3月10日に開催される名古屋ウィメンズマラソンまでの道のりをお届けする連載「Road to Nagoya」。追いかけるのは、安田美沙子さんとトレーナーのMIDORIさん。♯01では10月末に実施された初回の練習に立ち会い、ふたりはキロ7分前後で100分間走に取り組みました。レースまで約4ヶ月前の時期から、本格的な二人三脚のトレーニングを開始し、まずはLSDで脳と体にロング走を覚えさせました。

♯2で立ち会ったのは、その一ヶ月後となった11月末。この日のトレーニングは、キロ6分前後で20キロ走。皇居を4周(皇居の一周は約5キロ)、駆け抜けました。

坂道対策!
登りと下りの意識の違い

MIDORI 「通常、彼女との練習は都内の公園など平坦な道が多いのですが、今回は坂道が特徴のひとつでもある皇居を練習のコースに選びました。坂道は私からのプレゼントですね。実際、名古屋(ウィメンズマラソン)のコースにも坂道が入るので、坂道の走り方は覚えておくべきなので」

安田 「皇居かーってつい叫んでしまいましたね(笑)」

MIDORI 「ただし、無理は禁物なので、疲れている日やコンディションの悪いときに坂道のあるコースを選ぶのはオススメできません。結局は彼女の意思を尊重しました」

安田 「実際、20キロは久しぶりでした。でも今、コンディションも上がってきているので。ちょっとキツかったんですけど、今日このキツいの味わうか、味わないかでこの後が全然違うだろうなと思って。今日のトレーニングでハート(心臓)が強くなったと思います」

MIDORI 「やや早い時期の20キロ走でしたが、よく頑張ったと思いますね」

安田 「走る上で、やっぱり意識したのは、坂道です。皇居には2つの坂があるので、そのときのお腹と骨盤への意識。ここでどれだけ省エネできるかって」

MIDORI 「坂道は登りと下りで意識するポイントが全然違うんですね。まず登りは、体が前傾姿勢になり過ぎないように。背筋を伸ばして体を起こす、そして、腕を後ろに引く意識をして、この腕を振るリズムで体を動かしていきます。足は無理やり前に出さなくていいので、あくまで腕からのリズムを足に伝えて登っていくこと。一方、下りは、ラクだなーと思って、バタバタ落ちていくように降りてしまうとすごく足に負担がかかります。平坦な道になったときに後から疲れが急激にでてきてしまうんです。なので、下りの基本は、車のギアでいうところのニュートラルな状態ではなく、ローギアに入れた状態。下りでダーッと走ってしまうのは無し。下りこそ、上半身のブレも抑えて、ペースを意識して、省エネで走るんです」

年末年始へ向けて
注意すべきフィジカルとメンタル

MIDORI 「この時期から徐々に寒さが本格的になってきます。でも、走りやすい時期でもあります。暑い時期に走るよりも体もラクなはずなんですね。ただし、寒い時期の注意点。それは走り終わった後が一番風邪を引きやすいということ。だから走り終えたあとは極力、体を冷やさないこと。走った後のストレッチもそのまま屋外でやらず、自宅に戻ってからやることもひとつです。あとは、今後も彼女は年末年始にかけて、さらに忙しい日々が続きます。今回は早め早めに長い距離を覚えさせていく。なので、このくらいの時期から20キロを走っているんです」

安田 「ほんとはもっと練習したいんですけど、この時期は仕事も立て込んでなかなか時間はとれません。だからこそ、今日の20キロは嬉しかった。そして改めて、皇居は走りやすかった。4周という分かりやすさもありますし、この時期に20キロを走れたことは素直に嬉しいですね」

MIDORI 「たとえペースを少し落としてでも、早い時期から長い距離を覚えさせていくトレーニングは有効だと思います。ペースが落ちてしまったとしても、あまり気にしないで走ってほしいですね。まだまだペースはそこまで意識しなくてもいい時期。時間を作って、できる限り走って、長い距離を走る体にもっていくことが大事だと思います」

安田 「正直、今すっごい焦っています。練習があまりできていないので。それに練習があまりできていないときは、仕事やプライベートでもあまり調子があがらないんです。トレーニングの状態とリンクするんですよね。だからこそ、一回、一回のトレーニングに悔いがないように意識していますし、うまくいくと、テンションが一気にあがるのでポジティブになれます。焦ってはいけないことは分かっているので、こうしてMIDORIさんに会えたときには、自分の感情をすべて伝えていますね」

MIDORI 「覚えておいてほしいのが、たとえこの時期(約3ヶ月前)に走れているからといって、当日うまく走れるかは分からないということ。逆に、今走れてないからといって当日走れないというわけでもありません。まだまだ見えない時期ですし、時間がある。だからくれぐれも焦らないこと。ここも、ハートの強化ということで」

安田 「時間を見つけて、自主練もやろうと思っています。でも今はできて週1回か2回。誰かと長い距離を走れても、ひとりで長い距離を走れるようになってこそ、ほんとの強さがでてくると思うので。今後はそれもできるハートを持てるようになりたいですね」

安田美沙子(やすだ・みさこ)
タレント、女優。「名古屋ウィメンズマラソン2012」では自己最速タイムの3時間44分56秒(ネットタイム)を記録。来年開催される「名古屋ウィメンズマラソン2013」では、前回同様、大会を応援するオフィシャルサポートランナーに就任。新たな目標を掲げ、Nike+ Runningを駆使したトレーニングに取り組んでいく。

ナイキランニングクラブのトレーナー、MIDORIさん
リコメンドのNIKE最新ランニングギアを紹介!

●ナイキ ウィメンズ DRI-FIT エレメントシールドジャケット / S・M・L 5色展開 / 9,975円(写真左)
風から体を保護し、あたたかさを保つフルジップジャケット。再帰反射テープ付きで薄暗い状況下でも視認性を確保できる。
●ナイキ ウィメンズ ルナグライド+ 4 シールド / 12,915円(写真右上)
ダイナミックサポートシステムを搭載し、高いクッション性とサポートで、幅広いタイプのランナーに優れたライド感を提供する第4世代モデル。
●ナイキ ウィメンズ ストラクチャー+ 16 / 10,290円(写真右下)
接着剤を使用しない構造で軽量化を実現し、優れた通気性と柔らかい足あたりが特徴。マラソンでの完走を目指すランナーの練習や試合用にも最適。

【Road to Nagoyaアーカイヴ】
♯01 脳と体に長距離を覚えさせる

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(文 村松亮 / 写真 渡邊英守)