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今、高尾山周辺が盛り上がりを見せています。

一昨年にはMt.TAKAO BASE CAMP(通称:高尾ベース)TAKAO COFFEE、昨年には高尾ベースの中にトレイルランニングの情報発信拠点SALOMON RUNNING BASE TAKAOが併設されました。

そしてこの度、新たに体験型のホテル「タカオネ」が7月17日にオープン。場所は、高尾山に何度か行ったことのある読者ならきっと目にしている、高尾山口駅目の前のオレンジ色の建物です。あのホテルがいったいどのような施設に生まれ変わったのでしょうか。オープンから2週間。タカオネの壽榮松(スエマツ)さんにお話を伺いました。

タカオネとは

タカオネのコンセプトは「TURNING」。訪れた人の日々が変わる場所=TURNING POINTとなるような施設ということ。登るだけではない、自分ならではの高尾活動を作り上げるためのさまざまなサポートを提供しています。メインはホテルですが、宿泊者でなくても利用できるサービスもあります。

たとえば、カフェ&ダイニング「KITCHEN」。高尾山のある八王子産の地元食材を使った料理や、焚き火を使って調理するメニューが特徴的です。現在は酒類の提供は停止されていますが、高尾ビールと共同開発したオリジナルクラフトビールも用意されていて、地産地消に力を入れ地域全体を巻き込んだ取り組みをしていることが分かります。

1階の「STORE」では中古のアウトドアギアのリユース販売や、スイス発のブランドOnのシューズレンタルも実施。さらに量り売りで買えるおつまみや山での行動食、高尾近辺のメーカーが作った食べ物も販売されているエリアは、眺めるだけでワクワク。アクティビティ前の食材調達に立ち寄るのもいいかもしれません。

さらに、宿泊者には施設内で過ごす時間もアクティビティにするサービスがあります。中でもユニークなのが、宿泊プランに薪がついており焚き火体験ができるということ。これも登るだけではない高尾の楽しみ方を提供するタカオネならではのポイントです。

宿泊限定朝食セット。好きなところ、好きな時間、自由に楽しめるTO GOスタイル。バックパックに詰めて裏山へ登りに行くこともできます。

トレイルランナーにおすすめの「2部制」

onyourmark(以下OYM):周辺の施設が増え盛り上がっている中、今の高尾を宿泊業から見てどのように感じていますか?

壽榮松さん:すごく可能性を感じています。いわゆるマイクロツーリズムじゃないけど、遠出がなかなかできないから近場に行く。新宿から数百円で来れて、駅から30秒のところなのに薪を割って普段見られない朝日が見られる。非日常の体験をかなり楽しめます。移動時間と金銭的な部分も合わせて、「そんなに遠くに行かなくても良かったんじゃないの」というような。コロナ禍の暮らしの中で「日常や近場の魅力に気づく」という感覚があると思いますが、旅に関しても同じような考え方というのが根付いてきているのかなと思っています。まさに、いまに一番マッチしているかもしれないですね。

OYM:いまはファミリー層の宿泊が多いようですが、トレイルランナーが宿泊するメリットを教えてください。

壽榮松さん:早朝の始発より早い時間から出発ができるので、行動時間を長くとれるのがひとつ。あとはどちらかというと、そういうストイックな方よりは、朝日がすぐ見れるので、そのためにゆるランしに行って、お部屋のシャワーで一服する。朝ごはんはホテルの美味しい食事を食べて、チェックアウト後でもお荷物を預けていただけるので、さらにもう1本陣馬山まで走る。こういう2部制の1日の過ごし方を実際にお客様がされていて、充実していて面白いなと思いました。

麓にあるベースとしてのカルチャーを創出

OYM:都心に近く日帰りができますが、わざわざアクティビティをする人が泊まりに来ますか?

壽榮松さん:遠出ができない状況の中で、近場で楽しむという発見をした人たちが来ると思います。そのまま走って1日で帰れますが、あえてそこで過ごす贅沢というのがある気がしています。すごい遠出をしてどこかに泊まるのではなく、すぐ裏山でアクティビティをするような、そういう贅沢な時間の過ごし方の面白みを僕自信も感じています。こういう需要は今後高まってくるのかなと思っています。

OYM:最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。

壽榮松さん:宿泊プランには薪が1人1束ついています。せっかくならやっていって欲しいですね。ランナーの方で、「翌朝早朝から動きたいからホテルに泊まるんです」というのも大丈夫です。ただ、せっかくなら夜は火を灯して、ゆっくりした時間を山の麓で過ごしてほしい。登るために山に行くというよりは、海外でトレイルに入る前に山の麓の時間を過ごしたり、そこでの人との交流とかごはんを楽しんだりするように、山の麓での時間も含めて楽しんでもらえると嬉しいです。そんな過ごし方が高尾のカルチャーになるといいなと思っています。そういう活用をしながら、日本の山を楽しんでもらえたらいいですね。

最大定員9名のスーペリアルーム(2段ベッド)。椅子やテーブルを壁に掛けられるので、スペースの使い方の幅が広がります。

日帰りでは見ることのできない高尾の夕日や星空、また早朝の朝露を含んだ涼しい空気は宿泊者だからこそ味わえる特権。今まで知らなかった楽しみを発見するために、日帰りエリアであえて宿泊するのもいいかもしれません。

また、オウンドメディア「タカオのカタヲ」ではタカオネだけではなく高尾山全体の新しい楽しみ方も紹介しているので、こちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。

タカオネ公式サイト
takaone.jp/hotel/

タカオのカタヲ
takaone.jp/media/

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