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真夏のアクティビティ。日焼け止めを塗らずに、後悔した経験のある読者も多いのではないでしょうか? そこで今回は編集部で注目アイテムを4つピックアップ。実際に使用し、それぞれの特徴や使いたいシーンを紹介します。

なぜ日焼けをしないほうがいいのか

日光に浴びると、私たちの体内ではカルシウムの吸収を促すビタミンDが生成されます。さらに、日光を浴びることは、セロトニン、メラトニンの活性化や免疫力向上も促し、健康な生活を送る上で重要な役割を担っています。

しかし、真夏の日差しは場合によっては重度の日焼けを引き起こすので注意が必要です。

日焼けは肌が軽く火傷を負っている状態。そのダメージ回復のため、血流やエネルギーが皮膚に集中してしまうことも。これにより、スポーツのパフォーマンス低下にも影響があるとも言われています。また、日焼けによる疲労を翌日に持ち越さないためにも、日焼け止めを使って肌を守ることが大切になります。

日焼け止めの選び方

日焼け止めの効果は主にSPFPAで表されます。

「SPF」はUVB(肌を黒くする紫外線)に対する防御指数。2〜50、50以上の場合は50+で表され、日焼け止めを塗らない状態と比較して、UVBをどれくらいの時間防御できるかを表しています。数値が大きいほど日焼けする時間を伸ばすことができます。

一方、「PA」はUVA(肌に炎症を起こす紫外線)に対する防御指数です。「+」マークを使い4段階で表示され、「+」マークが増えるにつれUVAに対する防御効果が高いことを示しています。

SPF、PAの数値が高い日焼け止めは肌への負担が大きいことが多いため、活動時間の長さや内容によって使い分けることが重要になります。

一般的には数時間ほどの外出やレジャーなら「SPF30 PA++」で十分と言われているので、これを基準にアクティビティに合った日焼け止めを探してみましょう。

エーデルワイス UVプロテクト/WELEDA

まず紹介するのはアスリートの中ではマッサージオイルで有名なWELEDA(ヴェレダ)です。WELEDAの特徴は、植物の力をひもとき人間の健康へのちからにするという理念。

今回紹介する日焼け止めはアルプス山岳地帯に生息するエーデルワイスがキープラント。強い紫外線への耐性が強く、山岳地帯の厳しい環境下で潤いを抱え込む力がある植物です。その大自然の力を日焼け止めに応用したWELEDAらしい日焼け止めになっています。

実際に使用してみて・・・
日焼け止め特有の肌をふさぐ不快感がなく、塗っているのに体に負担がない印象を受けます。ランニングで風に当たると、どうしても乾燥や砂埃など肌への負担が気になりますが、エーデルワイス UVプロテクトはその点をカバーしてくれました。石けんで簡単にオフできるのも嬉しいポイントです。

ウォータープルーフではないので、短時間のアクティビティの際や、塗り直しに気をつけながら使用するのがおすすめ。ランニングが習慣化していて毎日使う日焼け止めを探している人、日焼け止め特有の不快感が気になる人にぜひ使ってほしいアイテムです。

エーデルワイス UVプロテクト/ヴェレダ・ジャパン

日焼け止め効果:SPF38 PA++
内容量・価格:50ml 2,530円(税込)、90ml 4,180円(税込)

UV&Bug Protection Cream/MOON Trail

スポーツ、キャンプなどのアウトドアアクティビティを想定して開発された日焼け止めクリーム。注目したいのは、これ1本で虫除け対策もできること。虫が嫌うとされている4種類の精油(ユーカリレモン、ハッカ、ローズマリー、ニーム)が配合されており、日焼け止めとは感じない爽やかな香りが特徴的です。

実際に使用してみて・・・
塗ったときに白くなりやすいので、手のひらに米粒1~2粒程度取り出して調節しながら重ね付けしましょう。今回はごく薄く塗りましたが、日焼けで赤くなることなく大きな効果を感じました。

こまめに塗り直すことを想定しワンタッチキャップになっている点も、1日中外で遊ぶ日に大変嬉しいポイント。20g入りのチューブは手のひらに収まるサイズなので、ポケットに入れても邪魔になりません。荷物を減らしたいキャンプや登山、トレイルランニングの際に使いたいアイテムです。

MOON TRAIL UV&Bug Protection Cream/MOON Trail

日焼け止め効果:SPF50+ PA+++
価格:1,980円(税込)
内容量:20g

サンゴに優しい日焼け止め/ジーエルイー合同会社

大自然の中でのアクティビティでは海や川、湖に「ドボンッ!」する読者も多いのではないでしょうか。その際、肌に塗った日焼け止めが海や川に溶け出していることを気にしたことがありますか?

ハワイでは2021年からサンゴに有害な成分の入った日焼け止めの販売や流通を禁止する法案が施行されました。また、パラオでは海外からの持ち込みも禁止されています。この条件をクリアしているのが、100%自然由来の成分のみで開発されたサンゴに優しい日焼け止めです。「島の人たちが守ってきたサンゴ礁を傷付けないために」という思いで沖縄で開発されました。

実際に使用してみて・・・
ウォータープルーフなので、水遊びにもってこい。塗り始めが少し硬いのが気になりましたが、皮膚の温度で少しずつ溶かしていくうちに馴染んでいきました。シンプルな成分にもかかわらず、川に入ったあとも日焼け止め効果が続いたのには驚きました。

また、プラスチックフリー容器なのもポイント。この小さいアルミ缶はザックに入れても嵩張ることなく、どこへでも持っていける大きさです。石鹸とぬるま湯でオフできるので肌にも優しいアイテム。この夏は、人にも自然にも優しい日焼け止めを選ぶことも考えてみてはいかがでしょうか。

サンゴに優しい日焼け止め/ジーエルイー合同会社

日焼け止め効果:SPF50+ UVA★★★★
内容量・価格:40g 2,728円(税込)、12g 924円(税込)

Top Athlete Sun Protect “Fighter”/Aggressive Design

プロアスリートも使用しているAggressive Designは、紫外線対策をコンディショニングに取り入れることでパフォーマンスアップにつながるというコンセプトのもと作られたアイテム。ウォータープルーフはもちろん汗(スウェット)プルーフという考え方を採用しています。

実際に使用してみて・・・
ウォータープルーフでSPF50+、PA++++にもかかわらず、スーッと伸びて塗りやすく、塗った後もサラサラ感が持続する点が印象的。水に濡れた瞬間、目に見えて水を弾くことに大変驚きました。スウェットプルーフの効果を発揮するまでに約30分かかるとのことなので、塗るタイミングには注意しましょう。

また、落とす際は専用のクレンジングWaterproof Cleansing Oilを使うことが推奨されています。強力なウォータープルーフ及びスウェットプルーフ効果があり塗り直しの心配がいらないので、長時間のレースに集中したい時に使いたいアイテムです。同じシリーズに日焼け止め効果のあるリップクリーム、日焼けによるダメージをケアするスキンケア製品もあるのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

Top Athlete Sun Protect “Fighter”/Aggressive Design

日焼け止め効果:SPF50+ PA++++
内容量・価格:62g 3,850円(税込)、26g 2,530円(税込)