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モデル、そしてラジオパーソナリティとして活躍する山本まさみさんの趣味は、ランニング! 心身の調子を整えるだけでなく、ラジオの仕事にも役に立っているというランニング術とは?

ランニング歴8年、ラン&ヨガのあるアクティブなライフスタイルを、SNSでマイペースに発信している山本まさみさん。そんな山本さんがランニングを始めたのは、地元・北海道から上京し、体調を崩すようになったことがきっかけだった。

「それまでの私は いわゆる“モデル”体型で、体力も筋力もなく、運動の習慣もまったくありませんでした。上京をきっかけに胃腸炎、発熱などあらゆる不調に見舞われるようになり、これまでの生活習慣を見直す必要性を痛感したんです。それで、手軽にできそうなヨガを始めてみました」

ヨガを始めてみたところ、体力がついて風邪も引きづらくなり、自ずと体調も上向きに。もう少し負荷の高そうなアクティビティを、ということで次に挑戦したのがランニングだった。

「ランニングを始めた当初から、『いつかはフルマラソンに挑戦してみたい』と思っていました。といっても、速く走りたいとかサブいくつを目指すとか、そんな高尚な目標があったわけじゃないんです。単に、42kmを走るという未知の世界を体験してみたかっただけ」

初エントリーでフルマラソンにハマった

初エントリーは、地元で開催された2016年の北海道マラソン。「完走&ぜったいに歩かない」を目標に大会前には独学で走り込みを行ったというが、緊張のあまり本番前のコンディションも整わず、スタート地点では脚が震えていた。さらに、30kmを超えた時点で“30km”の壁を体験、家族や友だちの応援を励みになんとかゴールすることができた。

「辛くて辛くて涙を流しながら走って、レース後の1ヶ月は壮絶な筋肉痛で日常動作さえおぼつかない。それでもレースを終えたその日に、次にエントリーする大会を探していました。ゴールの感動と、これまでの自分を超えられたという達成感はそれまでに味わったことがなかったから」

以降、年に2本のフルマラソンと数回のハーフマラソン出場が習慣に。日々の練習も、通常とレース前とで内容を変えて行っている。

「普段の練習は週に3、4回、5〜10kmをマイペースで走ります。新宿御苑の外周を走ることが多いのですが、四季のちょっとした移り変わりを肌で感じられるところがいいんです。朝の空気の香り、季節ごとに咲く花……。汗をかくとリフレッシュでき、ストレスだって忘れられる。

大会1ヶ月前から始める本気のトレーニングでは、朝、身体のエネルギーが枯渇している状態で10km走を週に3回ほど。時計を見ながらペース走を行います。脚の形が変わり、体脂肪が落ち、心肺機能も上がって肌の状態もよくなる。1ヶ月でタイムも身体もみるみる変わっていく。そんな自分がモチベーションになります」

ランニングとの向き合い方

一人で走ることが多かった山本さんだが、SNSでランニングに関する投稿を続ける中でラン仲間が増えてきた。現在は「9track」というランチームに参加しておりグループランを楽しむことも。「ランニングが好き」という気持ちだけで繋がれる仲間がいることの幸せを痛感する日々だ。

「自分と向き合いながら一人で走る充足感と、仲間と走る魅力はまた別物。声を掛け合って走っていると、いつもよりがんばれる自分がいる。声援にはパワーがあるといいますが、その力を心底、実感します」

もうひとつ、山本さんが楽しんでいるのが、エンターテインメント性のある休日ラン。仕事前のランニングは時間の制約があるけれど、予定のない休日はあえてスケジュールを立てず、おいしいものをお目当てにのんびりと走る。

「どこかの街のハンバーグショップをゴールに設け、走ったことのない街、道、風景を楽しみながらマイペースで15kmほどを走ります。ハンバーグとビールを楽しんだら、電車で帰宅。アクティブだけれど、ちゃんとご褒美もある。いまはそんな休日の過ごし方が楽しい」

ランニングが私を変えた

ランニングの魅力を、「ネガティブなことが何ひとつ起こらない時間」と話す山本さん。自身も、ランニングによって身体もメンタルも、ライフスタイルも大きく変わった。

「まず身体が変わりました。昔は華奢でしたが、いまは全身に薄い筋肉のコルセットをまとっている感じ。身体が変わって『何があっても対処できる!』という自信も生まれました。それに伴い食生活も激変。昔は無理な食事制限をすることもありましたが、いまは野菜を多めに採りつつ、好きなものを食べています。

そしていちばん影響を受けたのがメンタル面。走ることでポジティブな思考に変わったし、リラックスした状態を自分で作れるようになりました。もともと繊細な性格なうえ、自律神経失調症を患ったことがあり、ついつい考えすぎてしまったり、ナーバスになりすぎたりということがあったけれど、ランニングはそういう状態をうまくコントロールしてくれます」

おまけに、ラジオパーソナリティに欠かせない、「周囲の微細な変化に敏感でいる」という感受性の向上にも役立っている。

「たとえばヒグラシが鳴き始めたとかあじさいが黄色くなってきたとか、みんなが見逃しがちな日常の何気ない一コマを感じ取り、そこから話を膨らませるのがパーソナリティの役割。そんな、番組のためのネタを集める大切な時間がランニングです。走り始めて季節感に敏感になったことがいまの仕事に生きています」

毎週水曜日にパーソナリティを務めているbayfm「YAMAMAN presents MUSIC SALAD FROM U-kari STUDIO」。毎週の公開放送では、山本さんの楽しそうな話しぶりを見ることができる。

ランニングを通して伝えたいこと

今後の目標に、30代での100kmマラソン再チャレンジと、これからランニングを始める人のサポートを掲げる山本さん。SNSでランニングにまつわる投稿をするようになってから、ビギナーやランニングに興味があるというフォロワーから質問を受けることが多くなったそう。

「そういう方々に役立つ情報を伝えたり、ビギナーのためのランイベントを開いたり、一人でも多くの人にランニングを好きになってもらえるよう、自分なりの発信をしていきたいと思っています」

たとえばシューズやウエアの選び方もその一つ。特にビギナーであればこそ、シューズ選びにはこだわってほしいとメッセージを送っている。きちんとしたランニングシューズは故障を防ぎ、モチベーションを上げ、走りをサポートしてくれるからだ。

「私はレース用と練習用、用途の異なるシューズを使い分けています。レース用は『靴が走らせてくれる』、そんなフィーリングをもたらしてくれるものをチョイス。そのフィーリングが自分のモチベーションを上げてくれます」

一方の練習用には、自分の脚で走っている感覚を大切にしたいから、速すぎないシューズをチョイス。練習用とレース用、フィーリングの違いが大きいほどいいのだとか。

「PRISMは前モデルも愛用していますが、今回のモデル(PRISM v2)は、見た目はずっしりしていますが履き心地が軽やか。硬めの履き心地で、足全体で道路を踏みしめているようなフィーリングも私にフィットします。自分の足で走っている感覚をもたらしてくれ、クッション性と安定感があるので故障の予防にもなる。ビギナーに特におすすめしたいシューズですね」

ウエアは、気分をあげてくれるカラフルなものと真剣に走るときのモノトーンと、こちらも使い分けている。
「ウエアにいろいろな色が入っていると、シューズとコーディネートしやすいですよね。私はそれにピアスと色付きのリップを必ず。機能性はもちろん大切ですが、見た目やフィーリングが心地いいものを選んでいます」

誰でも、どこでも、いつでも始められるからこそ、多くの人に故障なく、長くランニングを楽しんでもらいたい。根底にはそんな願いがある。

「まずは自分に合ったお気に入りのシューズを選んで、ランライフを始めてみてください。きっと人生が変わるから!」

山本まさみ

山本まさみ

やまもと・まさみ
1990年、北海道生まれ。モデルとしてCM、スチールなどで活躍する傍ら、2017年からbayfm「YAMAMAN presents MUSIC SALAD FROM U-kari STUDIO」パーソナリティに。昨年からスタートしたYouTubeチャンネルでは、フード、ヘルス、ランニングを中心に発信している。Instagram:@masami_macho


New Balance FuelCell PRISM v2
多くの人に「走る喜び」をもたらし、広く支持を集めたニューバランスの万人向けランニングシューズがアップデート。より厚くなったミッドソールがさらに心地よく弾む乗り心地を実現している。
shop.newbalance.jp/shop/e/eEfuelcell


New Balance Fast Flight
ビビッドなカラーリングと大胆な切り返しのFast Flightのトップス。山本さんも語る通り、気分の上がるウェアを着ることが、ランニングにモチベーションをもたらしてくれる。
shop.newbalance.jp/shop/e/eEnb-app-runtocity