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編集部が実際に体験したものだけをリポートするmark gear by onyourmark。好印象だった前作からのアップデートを実感しました。

相も変わらず、目標はサブ3.5と言い続けている。2020年そして2021年の春が終わっても、その目標はまだ変わっていない。もちろんマラソン大会が無くなったから、という言い訳をさせていただきたいが、なかなかに高い壁なのである。サブ3.5。

そんな永遠のサブ3.5目標ランナーと自らを据える私、各社がリリースするこのレンジを狙ったシューズとはやっぱり相性が良い様子。中でもお気に入りだったのは、発売時にレビューしたミズノのウエーブエアロ18。適度なソールのコシ感と、軽さ、フィット感の良さが自分の走りとマッチしたのか、よく履いていた。旅先でのランにも連れ出して、時にはライトなトレイルへ(強引に)連れ出すこともあった。

そんなウエーブエアロの新作が、この冬にリリースされた。発売から時間が経ってしまったが、お気に入りのシューズの進化はやはり書き留めておきたいもの。新作ウエーブエアロ19は、ソール素材とアッパーにアップデートが加えられた。それはもう、シューズとしては大変革でもある。シューズの2大要素に変更を加えたのだから。

WAVE AERO 19
ウエーブエアロ19(左)とウエーブエアロ18(右)

そもそも、前作ウエーブエアロ18も、大きなアップデートを経た一足だった。それまでサブ4向けをうたっていたモデルが、サブ3.5目標を打ち出し、スパイクシューズのエッセンスを取り入れてより速いスピードを追求した。デザインもシンプルでスタイリッシュなものへと変更がなされたのもトピックスだった。


ウエーブエアロ19のアップデートとは

まず目に見えての大きな変化はアッパー部分だ。印象的だった「蜂の巣」構造のニットアッパーは身を潜め、またシュータン部分は一体型に変更された。主張を控えたステルスなロゴは前作から継続されており、これがウエーブエアロであることを示している。

WAVE AERO 19
ウエーブエアロ19 アッパーのデザインはシュータン含め変更された
WAVE AERO 19
今作からミッドソールに〈MIZUNO ENERZY〉を搭載。かかと部分にもそれを示す文字が入る

最大の変更は、ミズノが誇るミッドソール素材〈MIZUNO ENERZY〉を採用したことだろう。詳細についてはこの記事に譲るが、ブランド肝いりのテクノロジーを惜しげなくこのサブ3.5シューズにもつぎ込んできた形だ。

走行レビュー

足入れは、シュータン形状だった前作と比べて、ややタイトだ。このあたりは若干の履きづらさを感じつつも、足をシューズ内部に滑り込ませていく感覚はレーシングシューズも思わせて、『これから走るぞ』というスイッチにもなる。足入れのしにくさは走行時のフィット感とのトレードオフとも言える。走り始めてみると、なるほど足に吸い付くようなアッパーの密着感を感じる。

WAVE AERO 19
足を入れると、アッパーのフィット感は良好だ
WAVE AERO 19
アウトソールには大きな変更はなし。黒い部分は反発力をもたらす樹脂製のウエーブプレート

ソールは、ややもすると硬質なフィーリングがあった前作と比べて、やはり〈MIZUNO ENERZY〉が効いているのだろう、5’00/km あたりでの反発力を感じる。とはいえクッション系ではなく路面を足裏に感じながら走る感触は前作同様。アウトソールに大きな変更がないことも、このフィーリングに寄与しているはず。

縦方向に伸びにくく横方向への伸縮を向上したというアッパーのおかげで、テンポを上げても前作よりブレにくさを感じる。淡々と距離を走るのによいシューズだと感じていたが、自然とペースが上がりがちだ。そんなテンポで走っていると、再びサブ3.5という目標を達成しようじゃないかと、なんだかこの季節になって思い始めたのだった。続々と秋開催のマラソン大会が告知されるこのタイミング。自分に合ったシューズで、走り続けていたい。

WAVE AERO 19

ミズノ ウエーブエアロ19
カラー:レッド×レッド×ホワイト
サイズ:22.5~29.0cm
重量:約215g(27cm)
mizuno.jp/running/waveaero

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