時代の先陣を切って進む革新のブランドNIKEが放つ、「あらゆるランナーのためのシューズ」の最新版がこの4月に発売が開始されます。1983年の登場以来、毎年のアップデートを繰り返してきて実に38代目。〈ナイキ エア ズーム ペガサス 38〉のアップデートポイントをチェックします。
主なアップデートはアッパー部分に集中
〈ナイキ エア ズーム ペガサス 38〉でアップデートが加えられたのは、主にアッパー部分。中足部にある、シューレースを通す穴が計8つの独立式になり、またシュータンには厚みを持たせる変更が加えられました。これにより、なによりもフィット感の向上が図られています。
フィットの面で見逃せないアップデートは、足型(ラスト)の変更。爪先部分にゆとりを増やす形へ変更され、フィーリングとしてはペガサス36以前のフィット感に近づいているとのこと。
前作では透明感と張り感があったエンジニアードメッシュのアッパーは、サンドウィッチ構造へと変更が加えられました。これにより、柔らかな足へのフィットと通気性を向上しています。
変わらない基本性能もチェック
クッション生と反発生を高次元で両立するフルレングスのナイキ リアクト フォーム、そして前作から採用された前足部のズーム エア ユニットは変更なし。前作の〈ペガサス〉で目指したクッション・反発・エネルギーリターンのバランスは今作でも引き続きフィーチャーされています。
ちなみに前足部のズーム エア ユニットはメンズとウィメンズモデルで圧が変更される点も変わらず。ナイキのリサーチにより、ウィメンズモデルは柔らかめの設定になっています。
フライイーズモデルも!
着脱のしやすいフライイーズモデルも引き続き展開されます。デイリーランに、履きやすいランニングシューズという選択肢も大いにアリです。フライイーズについては、こちらをご参照。
また、Nike By Youで、自分好みに〈ナイキ エア ズーム ペガサス 38〉をデザインすることも可能です。アーチの高さ、アウトソールのトラクション素材、シューレースのみならず、履き口も従来のシューレースかフライイーズかを選択できるとのこと。
革新のブランドが38年目の結論としてリリースする「あらゆるランナーのためのシューズ」。厚底革命を起こすなど、一足飛びの技術革新が目立つ同社にあって、長い年月をじっくりかけて熟成を重ねる定番シューズには派手さはありません。本シューズのプレゼンテーションでは、五輪代表の中村匠吾選手(富士通)が、「マラソンは1日1日の積み重ねが大事な競技」とコメントしましたが、〈ペガサス〉もまた、38年間、1日1日を積み重ねて進化してきたシューズであることを思い返しました。「あらゆるランナーのためのシューズ」の最新型を、体感してみてはいかがでしょうか。NIKE.COM