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東日本大震災から10年。復興からさらなるステップを踏み出そうとしている三陸地方を舞台にしたステージレースを計画するNPOディスカバー・リアスが2021年に関連イベントを実施することを発表しました。三陸のリアス海岸を味わい尽くすことができるその内容をご紹介します。

「ステージレース三陸311」とは!?

ちょうど1年前の3月11日にNPOディスカバー・リアスがその計画を発表した「ステージレース三陸311」。岩手県宮古市から宮城県南三陸町までの全長311kmの道のりを6日間かけて踏破するというもの。宿泊を重ねながら長距離を走る大規模なステージレースは日本ではまだまだ珍しいこともあり、大きな話題を呼びました。

コースはトレイルとロードを組み合わせたもので1日の平均走行距離は52キロ。リアス海岸に沿ったトレイルコースは海を眺めながら走ることができ、またロードコースも入り組んだ海岸線や漁港を巡りながら、島々を望めるなど、他の地域にはない三陸エリアならではの雰囲気を感じることができそうです。

途中、選手全員が三陸鉄道に乗車して移動する区間もあり、震災から復興を積み重ねている現地の様子を発見できるのも「ステージレース三陸311」の大きな魅力であり、このレースが持つ重要な役割のひとつだと言えます。

ステージレース三陸311

2021年秋の開催を予定していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、当初の計画を変更。2021年は三陸の魅力を発信していくイベントを通じて、来年以降の「ステージレース三陸311」の実現につなげていくことが発表されました。

2021年に開催が予定されているイベント

発表されているのは以下3つのイベント。

ロゲイニング・リアス(6月上旬)
制限時間内にチェックポイントを巡り獲得点数を競い合うチーム制のロゲイニングでリアス海岸を巡る。

ラン+漁業(8月〜9月)
ランニングツアーを行いながら、漁業体験や水産品の生産現場見学などを組み合わせた体験型スポーツツーリズム。

ミニ・ステージレース(9月〜11月)
1泊2日で100km程度を走る「ステージレース三陸311」のミニバージョン。

エントリー開始に合わせて、募集の案内が送付される先行登録も始まっています。

未曾有の大震災を経て、彼の地がどのような復興を辿っているのか。また、もともと持っている魅力はどういったものなのか。「ステージレース三陸311」に関連する様々なイベントを通して、三陸に親しむことができる絶好な機会をぜひお見逃しなく。

ディスカバー・リアス公式サイト
www.discover-rias.org/