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写真家の水上俊介さんが、駅伝とは何か、陸上競技とは何か、その答えを求め2012年から4年間、駒澤大学陸上競技部を追いかけた記録写真集。世界中を見渡してもランナーを写した写真集は多くありませんが、語られることの少ない学生アスリートたちの“ハート”を、写真のみで浮かび上がらせています。

最後の箱根制覇は2008年。この写真集が撮影された2012年から、駒澤大学は優勝候補と目されながらも頂点はかなわず、2位と3位が続きます。再び駒澤大学が頂点に立ったのは、大逆転劇となった2021年。この写真集に写し出された、高みを目指し研鑽を積むランナーたちと大八木監督の姿を見ると、襷とは、世代・学年を超えて受け継いでいくものなのだと改めて思わされます。そしてそれは駒澤大学だけでなく、全ての駅伝を走る大学・選手・関係者にとっても。

〈HEROES〉が写すこの時代の駒澤大学には、MGCで優勝し東京五輪代表内定、2021年のニューイヤー駅伝でも先頭を奪う好走を見せた中村匠吾選手が在籍。写真集の中に度々登場する中村選手ですが、onyourmarkでは2019年のMGC後に、写真集では使われなかったオフショットとともに、水上さんが当時の撮影を振り返る記事をお届けしました。こちらも、美しい写真とともにお楽しみください。



HEROES
写真/水上俊介
価格/¥2,500
出版社/フォイル
判型/A4横変形(200x297mm)96ページ
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