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2020年の振り返り、最後はトレイルランニングシーンから。相次ぐ大会中止、FKTとバーチャルレースの広まり、「密」を回避する新たなレースレギュレーションの誕生……。アウトドアアクティビティのニューノーマルを探った1年から、9つのトピックをお届けします。

UTMFに始まり数多くのメジャーレースが中止に! ポストコロナ時代のニューノーマルが模索される

思い起こせばトレイルランニング界にとって2019年はなかなか辛い年だった。大型台風の襲来により多くのレースが開催直前で中止。26年続けてきたハセツネCUP(日本山岳耐久レース)は大会史上初の中止となった。その悔しさを翌年にぶつけようと思っていたランナーは多かったに違いない。異例の年だと思っていた。

それが今度はコロナウイルスの感染拡大という未曽有の事態。東京マラソンがエリートのみでの開催となり、大規模イベントの自粛要請も出て、日本を代表するトレイルランニングレース、UTMF(ウルトラ トレイル マウント フジ)中止へと追い込まれてしまった。記者会見で大会実行委員長の鏑木毅さんは「トレイルランニングの火を消してはいけない」と開催を強く望んだ想いを語り、「このことを同調圧力に感じず、時期や場所など異なる条件のなか、それぞれで判断してほしい」と全国のレース主催者に呼びかけた。

しかし無情にもCOVID-19は終息せず4月には緊急事態宣言の発令となり、メジャーな大会から草レースに至るまで国内外ほぼ全てのレースがキャンセルとなった。

再開の兆しが見え始めたのは9月頃。スカイランニングやショートレースなどを中心に開催する大会が少しずつ増えた。会場やエイドでのマスク着用、検温、ウェーブスタートなど試行錯誤。白馬国際トレイルランでは、事前に試走して男女各TOP50位に入った人または抽選に当たった人のみ参加できるとし、身延山七面山修行走では各50名×4回に渡ってミニレースを開催。Fun Trailsもエリアを変えて2週連続で25kmのレースを開催するなど新しいレースの形が生まれた。

また、2カテゴリーで合計約1,400人という規模となったIZU Trail Journeyも様々な感染対策のなかで開催された。オンライン体調管理システムの採用、受付やバスの予約制。スタートエリアには1人1人間隔を開けたラインが引かれ、ウェーブスタートも導入。サポートは禁止となり、エイドでは個包装や小皿での提供のみ、給水は選手自身が行い、ジュースは缶で提供された。

2021年に開催されるとすれば、おそらくUTMFも同様の形式になることが予想される。3日間のレースでサポート禁止。エリートランナーから100マイル初挑戦の一般ランナーまで皆条件は同じだ。アフターコロナというにはまだ早いと思われる状況で、走力だけでなく、このニューノーマルにいかにして順応できるかという能力も試されることになるのかもしれない。

山本健一、甲斐国ロングトレイル”PASaPASA”で336kmを119時間で踏破

Photograph:SHO FUJIMAKI

昨年プロに転向した山本健一選手。2020年はフランスのコルシカ島にあるフットパス、GR20のソロタイムアタックを予定していたが延期。そこで新たに掲げたプロジェクトが、彼の地元山梨県の山々を繋いでぐるりと一周する「甲斐国ロングトレイル”PASaPASA”」だ。

故郷である韮崎をスタート・フィニッシュに設定し、日本百名山を有する奥秩父や甲州アルプス、富士山麓にある天子山塊などUTMFのコースの一部、七面山、南アルプスを通る約200マイルをルートとして設定した。その様子はSNSで動画配信され、活き活きとした姿、多くの時間を共にした“相棒” 菊嶋啓さんや次々に登場する豪華な助っ人達、予定から遅れて嘆くリアルなシーンも見ることができた。

コロナ禍では応援に行くことは難しいものの、アスリートの挑戦する姿とリアルタイムでのアップデートは全国のトレイルランナー達をワクワクさせたことだろう。目標としていた100時間からは遅れたものの、無事に韮崎へ帰還した。このチャレンジの模様は後日映像として公開されるというから楽しみだ。

上田瑠偉が全国に“記録”を残すプロジェクト「Japan F.K.T Journey」を始動

Photograph:SHO FUJIMAKI

特定のトレイルコースのタイムを競い合うアクティビティ、F.K.T(Fastest Known Time)。上田瑠偉自身が各都道府県を巡り、各地のトレイルコースにF.K.Tの最速記録を次々に残していくという壮大なプロジェクト「Japan F.K.T Journey」を開始した。

以前よりKílian Jornet(キリアン・ジョルネ)など海外アスリートによるF.K.Tを耳にしていたものの、自身が挑むきっかけとなったのはColumbia Montrailにて「F.K.T」と名の付いたシューズが展開されるようになったあたりからだと話す(onyourmarkRadio #14より)。

2019スカイランナーワールドシリーズの世界王者となり、その「世界」をもっと身近に感じ「上田瑠偉にいつでもだれでも挑戦できる機会を作ろう」とプロジェクトを発足した。記録はStrava(ストラバ)と連携され、GPXファイルをダウンロードできるほか、MAPや挑戦者の上位記録が並ぶリーダーボードをチェックすることができる。

上田は「誰かが記録を破れば、さらにそれを破りに行く」と話す。果たして彼を破れる人がいるのかはわからないが、世界との差を感じるも良し、挑戦者同士で競うも良し。レース開催が難しいなかで、新しいトレイルランニングの楽しみ方のひとつとして、あるいは全国のローカルトレイルを知るきっかけとして、さらには新しいコミュニティの広がりに繋がることも期待できそうだ。

パウ・カペルがUTMB170km 20時間切りに挑戦

2019年のUTMB(ウルトラトレイル デュ モンブラン)で圧勝したスペインのPau Capell(パウ・カペル)が自身の記録20時間19分を越える20時間以内でのUTMBコース走破を目指し、「BREAKING20」と名付けたタイムトライアルのプロジェクトに挑戦した。スタートは本来UTMBが開催されるはずだった8月末。オンラインではUTMB大会主催者によるバーチャルレース「UTMB for the Planet」も開催されていた。リアルのレースさながら、SNSでのアップデートやライブトラッキングが用意され、世界中のトレイルランナーの注目を集めた。

結果は21時間17分18秒となり20時間切りは達成できなかったものの、練習もままならずライバルとの競争がない中での“自分への挑戦”としては彼の強さを明確に示す結果とも言える。来年以降、最も速くBREAKING20を達成するのは誰だろうか。

国内でも認知度が高まりつつあるF.K.T。海外では以前からトレイルランニングのアスリートがF.K.Tに挑戦しているが、2020年のコロナ禍でさらにブームが加速。UTMF2019優勝のXavier Thevenard(グザビエ・テベナール)はフランス・コルシカ島のGR20(180km)FKTに挑戦。Francois Dhaene(フランソワ・デンヌ)の持つF.K.Tには及ばなかったが、32時間32分で走破。ハセツネCUP2014優勝のAmy Sproston(エイミー・スプロストン)は中東ヨルダンにあるJordan Trail(662.7km)にて8日9時間28分という記録を残した。そのほかにもUTMF2019にも出走した“ブリーフ姿”がトレードマークのCoree Woltering(コリー・ウォルタリング)、アメリカで200マイルレースを主催するCandice Burt(キャンディス・バート)もF.K.Tに挑戦し新記録を樹立。一方でCourtney Dauwalter(コートニー・ドウォルター)Jim Walmsley(ジム・ウォルムズレイ)もF.K.Tを行ったが、体調不良やトラブルで中断した。

アスリート達の挑戦は世界中のランナーに波及し、F.K.Tの記録を登録できるサイトfastestknowntime.comには2019年は700だった新規記録登録が、2020年はすでに3,000を越える盛り上がりを見せている。アメリカのウルトラランニングメディア「iRunFar」も「F.K.Tは想像以上に急速に普及している」と2020年のトピックスとして取り上げている。

ポスト上田瑠偉は誰だ? スカイランニングで若手選手が台頭

Photograph:SHO FUJIMAKI @2020スカイランニング日本選手権 KTF志賀高原エクストリームトレイル

2020年レースシーンでは、コロナ禍でも様々な策を講じて代表選考レースを開催したスカイランニングが盛り上がりを見せた。10代、20代の選手がベテラン勢を破る熱い展開となっていて、とにかく今、若手から目が離せない。世界一のタイトルを獲得した上田瑠偉に続く原石がゴロゴロといる。

なかでも注目の選手は2人。1人目は高校を卒業したばかりの近江竜之介。2018年にユース日本代表の最年少として世界選手権に出場し、バーティカルで銀、スカイで金、コンバインドで金という三冠を達成。そこからの勢いと成長は凄まじく、2020シーズンではスカイランニング日本選手権のVK(バーティカルキロメーター)で“皇帝”宮原徹を制して初優勝を遂げ、次の世界選手権の切符を得た。また、今年開催の国内2レースで上田瑠偉を破って優勝しており、世界王者も太鼓判を押す選手だ。

ちなみに彼が小学生の頃に千羽海崖トレイルランニングレースで前日に行われた一気登り大会に参加したらしく、鏑木毅さんが「最後まで当時の私についてきて、とにかく強く印象に残っていて『小学生なのにどうしてこんなに強いのだろうと』と感心した」とブログに綴っている。

もう1人の注目選手は上正原真人。10月に開催されたSKY 2019日本選手権・志賀高原エクストリームトレイルのSKY部門で連覇達成。7歳からサッカーを始め、プロサッカー選手を夢見てサッカーの名門である前橋育英高校で練習に励んできたという過去を持つ。

大学は一般入試で上智大学へ進学。在学中にスカイランニングに出合い、2019年に日本選手権で優勝。ニューヒーロー誕生!と賞された。大学卒業後は就職せずプロを目指し、アルバイトをしながら練習を積んでいるという。今年の冬は長野のスキー場にて住み込みで働き、クロスカントリースキーをトレーニングに取り入れるらしく、さらなる進化に期待したい。

コロナ禍から生まれた新しいアクティビティ、バーチャルレースは定番化するか

COVID-19により世界中で大会中止が相次ぎ「目標を失って無気力になってしまった」「こんな状況でモチベーションをどう維持しろというのか」なんていう声があちこちから聞こえてくる。しかし、選手もつらければ大会主催者側もつらいのだ。大会運営には準備から多大な費用を投じていて、大会が開催できなければエントリー費の返金が一部であったとしても赤字だろう。

きっとそんな苦悩と楽しみにしていた選手への想いもあり「バーチャルレース」に形を変えてレースが開催されるケースが増えたのだ。一生抽選に当たらないんじゃないかと思うほど出走が難しい世界最古の100マイルトレイルランニングレースWestern States Endurance Runもバーチャルレースを実施。誰でも参加できる上に、1ヶ月に複数回に分けて100マイルを走り切れば完走となるルールだ。しかも完走すればバックルがもらえる。憧れのレースに参加できてバックルをGETできるまたとないチャンス! 日本からも100マイルフリーク達が喜んで参加した。

アメリカが先んじて始めたバーチャルレース。アメリカのエントリーサイトUltraSignup(ウルトラサインナップ)には短い距離から何千キロという超長距離のレース、チーム戦で参加できるものまで、選びきれないほどのバーチャルレースが次々に開催され、次第にヨーロッパからアジア各国でもバーチャルレースが行われるようになった。

日本では“オンラインマラソン”が開催されているものの、トレイルランニング業界ではいまいち盛り上がりに欠けるのが正直なところ。バーチャルレースには専用のWEBサイトや仕組みが必要であり、リソースもコストもかかる。日本ではその壁を乗り越えてまで開催するに至っていないようだ。話題となったのは10月に開催されたVirtual UTMFくらいだが、1週間で160kmという設定は複数回に分けるとしてもそれなりに厳しく、そもそも挑戦することを諦めた人や挑戦してみたものの未達に終わった人もいたようだ。

メジャーブランドがトレイルランニングアイテムに注力、トータルコレクションをリリース

ナイキ ランニング トレイル ベスト
ナイキ ウィンドランナー フーデッドトレイルランニングジャケット
メンズ・ストーム・レーサー・ジャケット
メンズ・エンドレス・ラン・ショーツ

スポーツブランドにおいて陸上の長距離界を席巻している存在と言えば、間違いなくNIKE(ナイキ)だ。厚底シューズの一大トレンドはトレイル“ランナー”にとっても刺激的なニュース。そんなNIKEが展開するトレイルランニング向けのアイテム、NIKE TRAIL(ナイキ トレイル)は数年前からごくわずかにシューズ数モデルを展開してきた。モノ好きなランナー達は履いていたが、日本ではあまり大々的に取り扱われておらず、一時は縮小か? と思われたほどだ。

それが2020年の春夏シーズンから一気にラインナップを増やして正式に日本に上陸したのだ。シューズだけでなくアパレルやアクセサリー、バックパックも展開する充実ぶり。シューズは新色新型が続けて発売され、NIKEファンの財布の紐はゆるゆるのようだ。

黎明期から永くトレイルランナーの支持が厚いPatagonia(パタゴニア)も新たなコレクションを発表。「ハイ・エンデュランス・キット」という名のとおり、標高の高い山岳地帯や気温の変化が激しいより過酷な環境下でのトレイルランニングにも適応すること想定したアイテムをラインナップした。

Patagoniaのアスリートの声を元に開発したというウエアやバックパックは機能性に優れていて利便性が高い。デザイン・機能共に独自性が高く、レインジャケットはダブルジッパーを備え、バックパックを背負ったまま着用し、脱がずにバックパックにアクセスできる構造になっている。

また、ランショーツはほとんどタイツのようなデザインで、前面にパネル生地を配していて、トレイルランニングに徹底的に特化したことが窺える。今年は活躍するシーンが少なかったかもしれないが、はやくレースで試してその優位性を実感したいものだ。

OMM RACEが本国にて53年の歴史において初の中止もOMM JAPANは無事に開催

Photograph:SHUHEI NISHIOKA(milestone

必要な装備を全てバックパックに背負って携行し、ナビゲーション力、セルフエマージェンシー力、判断力など「山の総合力」が試される、
OMM(ザ オリジナル マウンテン マラソン)。1968年にイギリスで始まり、現在では世界各国で開催される最も歴史ある山岳レースだが、COVID-19の影響により53年の歴史で初めて本国での開催が中止となった。

日本での開催は今年で7年目。5月に開催するはずだった滋賀県長浜市余呉でのOMM LITE/BIKEが中止、7月に予定していた長野県白馬村でのOMM LITE/BIKEも中止となったが、10月に改めて開催されることとなった。本戦となるOMM JAPAN2020は(コロナとは別の課題で)一時白紙となった会場案を2021年の開催予定地だった長野県野沢温泉村と栄村に切り替え、急速に準備をして開催まで漕ぎ付けた。先の読めない厳しい状況下で実現できたのは、地元の理解あってこそだっただろう。

開催3日前に参加者達に衝撃が走った。オフィシャルSNSにアップされた写真の足元が真っ白だったのだ。最大20cm、季節外れの積雪だった。野営を伴う2日間。路面状況が雪となれば装備もまるで違う。慌ててパッキングを変更する選手達もいたようだ。

結局当日までに雪は解けてそれほど冷え込まなかったが、選手達を迎えたのは雪ではなく……。藪、藪、藪。感想を聞くと必ず一言目に「ヤブ!」と放たれる。深い藪漕ぎと雪や霜、初日夜の雨による泥で、滑って転んで引っかかって、苦戦したチームも多かったようだ。

その反面、野営地は夏場にキャンプ場として使用されている美しい湖畔で、例年に比べ快適で拍子抜けしたという人もいた。十分にフィールドで練習を詰めない1年だったはずだが、困難を極めたナビゲーションであっても「参加できたことの喜び」で充実した表情の選手達が印象的だった。

トレイルのマナー問題に光。屋外アクティビティの人気とより一層気をつけるべきエチケット

東京近郊のトレイルランナーにとってアクセスが良く、気軽に行ける山として人気を集める高尾山。登山者数は、年間260万人で(世界一!)観光、遠足、地元の方の散歩の場としても愛されているエリア。トレイルランナーも増えてきた。

老若男女、さまざまな人が訪れる山。そのほとんどは「歩く人」であり、山を走るトレイルランナーとのトラブルが後を絶たない。「ぶつかりそうになった」「駆け下りてきて怖い」「後ろから走って追い抜かれた」など、トラブルの多発によってトレイルランニングを禁止にした地域もある。

そこで、高尾エリアの自然を守り、ハイカーやほかの登山者とも気持ちよく共存できるようにと「高尾トレイルマナー向上委員会」(通称:高尾マナーズ)が有志にて発足され、今年は公式サイトも公開された。サイトでは「ハイカーや観光客に、また高尾の自然に迷惑をかけることなく、互いに気持ちよく、安全にトレイルを利用するためのマナー」を啓蒙しており、ハイカーや観光客に出会うことの少ないおすすめトレイルのMAPもダウンロードできる。

高尾エリアに限定したマナーではなく、どこの山にも当てはまる6つのマナーがわかりやすくまとめられている。東京・高尾から全国に発信する声が、1人でも多くのトレイルランナーに届き、みんなが意識するようになれば、トレイルランニングはもっと楽しくなるはずである。

トレイルランニング界がもともと抱えていたマナー問題に加えて、もうひとつ。緊急事態宣言が出て、皆が家から出られず、ストレスが溜まりに溜まっていた頃。ランナーの“マスク”問題が日本中で物議を醸した。様々な情報が錯綜し、エビデンスが曖昧なものが過剰に報道されたことでランナーが集中砲火に遭った。

一転、夏になると屋外運動時のマスク着用が熱中症や脱水にリスクが高まる恐れがあるとされ、「適宜マスクをはずしましょう」と、注意喚起がなされた。ハイキングやトレイルランニングでものマスクの是非は問われ、入山に関しても賛否両論が巻き起こったりもしたのだ。

ソーシャルディスタンスの考え方、「三密」と呼ばれる条件などが周知されるようになると、今度はアウトドアアクティビティをする人が急増。身近な日常では、公園や河川敷に人が集まるようになり、レジャーはキャンプや登山の人気が過熱している。

屋外でのマスクの是非や複数名での行動については、まだまだわからないことも多い。それでもみんなが気持ちよく過ごすための“エチケット”としては重要なこと。COVID-19が収束に至るまではマスクや口を覆うネックゲイターを携行し、人とすれ違う際や「密」になる場所では、互いに思いやりを持った行動を心がけるべきだろう。

アウトドアフィールドに様々な経験・レベル・体力・目的の人が混在する今だからこそ、トレイルランナーが率先してエチケットやマナーを意識し、実行することで、トレイルランニングのイメージをよりポジティブなものにできるはずである。

“STAY HOME”、それは自然を駆け回るのが大好きなトレイルランナー達にとってはあまりに辛い1年だった。2021年も間近だが、これからも思いもよらないことがたくさん起こるかもしれない。体力、忍耐力、知恵、精神力。新しい世の中を生き抜くには、まさにトレイルランナーの「総合力」を発揮する時代になるのではないだろうか。

rapha