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2011年にスタートしたonyourmark。私たちは、“Sports as culture”と題し、スポーツをカルチャーの延長として捉えて、「身体を動かすこと」が一個人にとって、そして社会にとって大切で素晴らしいものであることを伝えてきました。

まもなくローンチから10周年を迎える節目のタイミングで、編集長を交代いたします。スポーツを取り巻く社会状況がさらなる変化を続けるであろう2020年代に、onyourmarkだからこそ伝えるべきテーマを発信していきます。

新編集長ごあいさつ

小俣雄風太
帰宅部だった高校時代に自転車と出合い、大学進学後は自転車メディアのライターとして活動。留学先のフランスで、自転車が文化として定着していることに衝撃を受け、スポーツと文化のありかたを模索し始める。2018年よりonyourmark編集部へ。自転車メディアへの執筆・翻訳のほか、海外ロードレースの実況、国内レースの会場MCも務める。2020年にスタートしたonyourmarkRadioではホストを担当。山に囲まれた埼玉県・飯能をベースに、ラン・バイク・フィッシングを楽しむ。

onyourmark編集長の小俣雄風太です。20代中盤、社会を知り始めた多感な時期にonyourmarkと出合い、いち読者となり、やがて編集部に加わった身としては、編集長というポジションの重さに慄然としています。その反面、ひとつのスポーツに囚われず、自由に身体を動かそうというカルチャーを持つこのメディアで、この先にできることや、やりたいこと、やるべきことを考え始めるとその可能性はまだまだ広大で、初めてランニングシューズを履いたときのような、初めて自転車を漕ぎ出したときのようなワクワク感と高揚感を覚えています。

この10年で、スポーツを取り巻く状況は大きく変わったと思います。というよりも、スポーツという言葉が持つ特権的な響きは和らぎ、より人々の生活に自然に溶け込み始めていると感じています。とりわけ若い世代においては、日常生活の中で「身体を動かすこと」はファッション以上の自己表現になり始めています。スポーツは、己を知る一番の手段です。

スクリーン上の「ソーシャル」にいる自分は果たして本当の自分なのでしょうか? SNSのアカウントは目に見える一方で、自分自身の内面はどこまでも目で見ることはできません。しかし、onyourmark読者のみなさんはすでにご存知のとおり、私たちにとって身体を動かすその時ほど、自分自身と向き合い、自分自身をピュアに知る瞬間はありません。

そして同時に、身体を動かすことは、人と人とを強く結びつける作用があります。一緒に走れば、言葉を交わさなくとも通じ合うことができる。同じレースを走れば、それだけで仲間意識が芽生える。同じルートや、同じシークエンスを共有することで、つながり合うことができる。これは、フィジカルを伴うスポーツだからこその強い結びつきです。

人を内面に向かわせ、そして外面と繋がるスポーツの力は、この2020年の社会状況をみるとさらにその重要度を増しています。困難な時期だからこそ、私たちは大好きなスポーツを信じて、心身と社会の健康を目指したいと考えています。「読者-媒体」という垣根を越えるインタラクティブな取り組みも行なっていきます。これからのonyourmarkも、ご愛読いただけると幸いです。

小俣雄風太

前編集長ごあいさつ

onyourmarkは間もなく10周年を迎えます。このタイミングで新編集長に襷を手渡せることに、まずはほっとした気持ちです。東日本大震災の数ヶ月後にオープンしたonyourmarkは、この国でスポーツが文化へ、そしてライフスタイルの一部へと定着していく切り替わりの中で生まれたものです。駅伝とのアナロジーでいえば、第一走者としてスタートダッシュを切って先頭集団にくらいついていくことが大事でした。一区としてはいささか長く走りすぎた感はありますが、花の二区は生粋のアスリートである小俣が良い走りを見せてくれるものと思います。10年という長い年月を続けてこられたのは、様々なかたちでご協力頂いた皆さんと、なによりも読者の皆さんのおかげだと改めて感じます。新体制でも変わらぬ応援を頂けたら幸いです。

松田正臣 

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