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『山と高原地図』には載らない、生活圏にあるローカルトレイルを紹介する連載「地図にない道を走る」。第2回は神奈川県川崎市にある、緑豊かな自然環境を有する生田緑地。岡本太郎美術館や藤子・F・不二雄ミュージアムなどを有するこの地の知られざるトレイルを紹介してくれるのは、都内のPRカンパニーで、主にアウトドアブランドを担当する嶋田哲也さん。UTMF(ウルトラトレイルマウントフジ)の出走権も得るほどのランナーである嶋田さんにとって、生田緑地はトレーニングの場としての魅力に溢れています。
嶋田哲也
1982年、石川県生まれ。PRカンパニー、ムロフィスでアウトドアブランド、ファッションブランドのPRを務める。2004年からMTB、ピスト、ロードバイク、BMXと自転車カルチャーととも過ごした後、ザ・ノース・フェイスの仕事をしたことが縁でボルダリングをスタートし、アウトドアフィールドへの興味を持つように。2017年にランニングを開始するとすぐにトレイルランニングに心酔。以来週末は各地の山で遊ぶ生活に。現在の目標は100マイルレースの完走。@shimadaccho

川崎市内最大の緑の宝庫

「自宅から数キロの場所にあるのでよく利用する生田緑地。その名の通り、緑に溢れていて、いつも自然の豊かさを感じることができます。

自宅から最寄りの生田緑地東口から入り、水生植物鑑賞池、とんもり谷戸、生田緑地南遊園まで行き、再度とんもり谷戸へ。西口広場を経て枡形山へ上がってから自宅へ戻るのが僕の定番のコース。約15kmになります。

木道や階段が頻繁に現れては、アップダウンを繰り返すので、山に行かずとも充分に足腰が鍛えられるのが良いですね。トレイルランニングを楽しむ者として、この環境が近くにあるのはありがたい! また、水生植物鑑賞池から生田緑地南遊園辺りの竹林トレイルは僕にとっての癒しです。走っていて心地良い気分になれるのを実感しています。

生田緑地はルートバリエーションが豊富なのも魅力で、さまざまアレンジできます。気持ちが乗っている日には、コースを決めずにグルグル周回。距離や時間を決めずに、その日の調子に合わせて調整できるのも良いところですね。時間に余裕がある日は生田緑地を抜けて、東生田緑地の日向山まで行くこともあります。5kmほど追加となるこのコースもお気に入りです。

生田緑地から少し離れた場所に住んでいながら、河川敷沿いを走って来る人もいるようです。僕も少し足を延ばして他の多摩丘陵トレイルも開拓していきたいですね」。

生田緑地を巡る嶋田さんのログ