秋も深まり、いよいよ本格ランニングシーズン！ 走り続けている人にとっては、自己流のランニングフォームを見直すのによいタイミング。また、春から走り始めた初心者ランナーも、今年は多いのではないでしょうか。理想的なランニングフォームを身につけることは、長く、楽しく走り続けるためにとても重要なこと。それがリモートでできるなら、注目しないわけにはいきません。
スポーツテック企業のLEOMO（リオモ）がこの度リリースしたのは、世界で初めて「リモート」でランニングフォームを解析してくれるサービス。自宅から走り出す、「いつもの」ランニングで計測が可能で、自然なあなたのフォームを解析してくれるところがミソ。シューズもお気に入りのものを履けるのが嬉しいところ。
LEOMOは、エンデュランススポーツの聖地コロラド州ボルダーに拠点を置くスポーツテック企業。これまでサイクリスト向けにオンラインのリモートフィッティングを行なってきた実績を持ちます。そのサービスには、ツール・ド・フランス出場選手もフィードバックを行なっているそう。今回、初めてランニングのサービス提供を行いますが、そのテストにはフルマラソンの元世界記録保持者ウィルソン・キプサングも協力しており、その本気度の高さを窺い知ることができます。TYPE-Sと呼ばれる小型のセンサーを脚やシューズに取り付け、運動時のモーションをキャプチャすることで解析がなされます。
今回の「リモート」ランニングフォーム解析は、このTYP-Sのレンタルパッケージとなり、解析を希望する回数や人数によって3つのオプションが用意されています。いずれもフォームの測定解析とフィードバック、レポート作成費用、レンタルパッケージの往復送料が含まれていて、最も安いもので8,300円（税抜）から。面倒なデバイスの設定などはすべて完了済みで送られてくるため、すぐさま計測を開始できる手軽さも嬉しいポイント。
気になるフォーム解析の内容は……！？
このランニングフォームで解析できる動作は、次のとおり。
「接地パターン」
「接地時間」
「ストライド」
「上下動」
【腰の横ブレ】
【足の蹴り上げ角度】
【腿の振り出し速度】
【膝下の振り戻し角度】
LEOMOによると、【腰の横ブレ】、【足の蹴り上げ角度】、【腿の振り出し速度】、【膝下の振り戻し角度】といったランニングで真に重要とされる項目を計測できるようにしたことで、現在の走りと理想的な走りとの差を明らかにするだけではなく、「足が流れる」、「腰が落ちる」、「ミッドフット接地」、「フォアフット接地」などランニングにおいて、抽象的な、しかし頻出する言葉を数値としてわかりやすく評価する事が可能になるということです。
リモートだからこそ、「いつもの走り」を計測できる
LEOMOがリモート計測を策定したのは、さらに高精度な解析を行うためでもあります。ランナーのみなさんは実感していることだと思いますが、トレッドミルと実走は似て非なるもの。多くの論文でも、その2つでのフォームは異なっていることが発表されているのだそう。より自然なランナーのフォームを計測するには、いつものシューズ、いつものコースでの計測が必須であるというわけです。また、リモートのため、届いてすぐに計測を始められるのもポイント。「明日からのトレーニングで取り入れられる」ことの利便性は、すぐにでもフォームを改善したいランナーにとっての福音です。
SGホールディングスの佐藤悠基選手も、「今までは室内の施設を使って行っていた動作解析が、レースと同じ環境で行えるようになった。これはランナーにとって自分のフォームを理解することと、パフォーマンス向上に大いに役立つ」とコメント。走り始めのランナーから、フォームを改めて見直すことでさらなるパフォーマンス向上につなげたいエリートランナーまで、試してみる価値はありそうです。
ランニングフォーム リモート解析サービス 申込ページ leomo.io/pages/running-form-analysis-service-jp
