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スティーブ・ジョブズが禅瞑想の実践家だったことは有名だが、世界の名だたるリーダーたちもこぞって瞑想を導入し始めている。瞑想を取り入れたらどんな変化が得られるのか。日常生活で瞑想を実践する愛好家に、瞑想ビフォー・アフターをインタビュー。

「問いかける」瞑想が自分自身への気づきを生む

瞑想歴12年。「瞑想はふわふわした、どこか怪しいもの」という先入観を持っていた鬼塚チェイス円さんは、タイで受講したヴィパッサナー瞑想のコースでその面白さに開眼。

ふわふわどころか、「地に足がしっかりとついた感じ」は他では得られない経験だったという。

数年後、仕事上のストレスから抑鬱状態に陥った時、瞑想で得られた心の強さを求め、3ヶ月の休暇を取ってアメリカでヨガを習い始める。

帰国後、瞑想を指導している現師匠のもとで本格的に瞑想を学ぶように。その後、日本ヨーガ療法学会のヨーガ療法士の資格を取得、瞑想のインストラクターとして活躍するまでに至った。

鬼塚さんにとっての瞑想は「苦しみからの解放の道」。

個人的には、座って呼吸を感じる呼吸瞑想や座禅、そして「智慧の瞑想」と言われるジュニャーナ瞑想の「黙想」を日常的に行っている。

呼吸瞑想や座禅を行う際の鬼塚さん流のポイントは、身体が痛くならない、ラクな姿勢をとること。

また、あらかじめ部屋の中に「瞑想のためのスペース」を設けておくこと。するとそこに座るだけでスイッチが入りやすくなるという。

一方の「黙想」は自らに疑問を投げかけてその応えを探す中で、気持ちをごまかさずに内面と向き合っていくというもの。

「苦しみを生み出しているのは自分自身の思い込み。自分の中に働く気持ちに気づくことで、そうした思い込みから自由になれる」。

特別な場所も道具も不要だから通勤電車やオフィスの中でも行える。

鬼塚さんは心に何か迷いが生じるたび、この「黙想」を実践している。

続ける中で、「怒りや悲しみ、嫉妬といったネガティブな感情はなくならないけれど、その感情で自分を苦しめなくなった。自分には何も欠けていないと気づくことができた」と、効果を実感している。

鬼塚さんが開催するクラスでは、「話を聞く」「話に基づいて考える」「日常生活の中で気づく、体験する」「智慧がつく」という4つのステップをベースに、参加者に対して問答のような問いかけを行っていく。

グループカウンセリングのように内面にアプローチする瞑想は、自分をもっとよく知りたい人、トラウマや思い込みから開放されたい人、一人では解決できない悩みや苦しみを抱える人におすすめだ。

鬼塚チェイス円

国際人権問題に取り組む団体で働き世界各地に赴任した後、ヨガ及び瞑想インストラクターに転身。瞑想ワークショップや個人セッションなども行っている。

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