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4年に一度、ナイキのイノベーションを発表するフォーラムがNYで開催された。カール・ルイスをはじめとしたレジェンドや、多くのアスリートが集結したこのイベントでの大きなメッセージのひとつが「気候変動対策の緊急性」だった。

ナイキ インクの社長兼CEOのジョン・ドナホーは次のように語る。「ナイキではスポーツ最大の舞台を、世界に向けて何が実現可能なのかを見せられる最大の機会であると考えています。大事なことは記録だけではありません。スポーツの未来が危機にさらされています。東京において、私たちは画期的な技術により世界最高のアスリートたちが、新しいレベルのパフォーマンスを発揮するためのサポートをする一方、急激な変化を見せる気象状況の中で、全てのアスリートたちが直面する問題の解決案も紹介します」

■スペース ヒッピー:
東京に参加するアスリートのための製品開発に加えて、ナイキはこの春、環境持続性を持った製品デザインの可能性の概念を一新させるような、実験的なフットウェア コレクションを発表する。スペースヒッピーは、ナイキにとっての「宇宙ゴミ」とも言える 工場の床に廃棄されたスクラップを蘇らせて、循環性を重視した大胆なデザインに仕上げたもの。〈スペースヒッピーカプセルコレクション〉は、素材選択、生産方法から包装材まで、すべての要素に関して環境に与える負荷を顧慮して厳選されており、ナイキとしては最低レベルに抑えた炭素排出で生産されたフットウェアとなる。

■ナイキ SB スケートボーディング キット:
この夏、スケートボーディングが世界の舞台に初めて登場するのに合わせて、ナイキ SB はサステナブル・デザインの先端をいくキットを紹介する。アメリカ、フランス、ブラジルを代表するアスリートたちは、100%再生ポリエステルを使用し、廃棄物を最低限にするためにマーカー効率(パターンの配置を工夫して、断ち落とさずに素材を使用する割合)を高めた、オランダ人アーティストのパラとのコラボレーションによる、鮮やかかつ大胆なスタイルのユニフォームで各国特有のカルチャーを表現する。

■チーム USA メダルルスタンド コレクション:
東京で、アメリカ代表のメダリストたちが表彰台に立つ時に着用するのは、100%再生ポリエステルで作られたアイコニックな〈ウィンドランナー〉、100%再生ナイロン製でリサイクルゴムのナイキ グラインド素材をトリムに使ったパンツ、工場廃棄物を再生した原料と、廃棄物を最小限に抑える精巧なニットのアッパーを用いた〈ナイキ エア ヴェイパーマックス 2020〉となる。

アスレチック分野で圧倒的な影響力を持つナイキが気候変動に取り組む意義は大きい。

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