BRING Materialを使用したウェア
では、そのBRINGの循環サイクルから生まれたウェアはどんな物なのでしょうか?
BRINGプロジェクトで再生された原料は ”BRING Material” として、再び世の中に流通していきます。
現在BRING Materialを使用したウェアは、Tシャツ、アンダーウェア、スウェットの3種類がありますが、ここではRun boys! Run girls! でも継続的に使用している、Tシャツについて紹介していきます。
BRING MaterialのTシャツには以下のような特徴があります。
・コットン風の素材感
触れるとコットンのような肌触りの生地は、実は速乾などの機能性に優れるポリエステル素材100%でできています。細かい話をすると、コットン風ポリエステル素材のTシャツも結構増えてきましたが、その大半はポリエステル寄りのツルッとした質感だったりします。BRING MaterialのTシャツは、つるつるしてなくてよりコットン感があります(patagoniaやTeton Bros.のコットン風ポリTシャツと雰囲気が近いです)。
・吸水速乾
Y字断面をはじめ様々な形の断面の糸を撚り合わせています。そのため汗などの水分が毛細血管現象で糸に良く吸い込まれ、表面積が広がり水分が乾きやすくなります。やや肉厚のTシャツですが、実際ロードやトレイルの汗を大量にかくシチュエーションでも問題なく使えています。
・空気でつくる糸
高速で渦巻く空気の力で作られた糸を使っています。それぞれの繊維が渦に沿って、中心から外側に向かい、他の繊維と重なり合います。そのため繊維の動きにくい構造となり、表面の毛羽立ちが少なくなり「コットンタッチ」「毛玉防止」「糸抜け防止」を実現しています。他メーカーの廉価モデルのコットン風ポリエステルTシャツだと、結構毛玉がひどく出るものもあるんですが、BRING MaterialのTシャツはそんな事がありません。
・チタン UVカット
糸にチタン由来原料を練り込んでいます。チタンを練り込むことで、紫外線(UV)が含まれる光を乱反射し「日焼け防止」かつ「透け防止」を実現しています。ていっても白は少し透けるのでご注意ください。
・海洋汚染を軽減
毛羽の抜けが少ないため、海洋汚染の原因となるマイクロファイバー流出を軽減しています。
現在Run boys! Run girls!では、BRING Materialを使用したTシャツを使って、TACOMA FUJI RECORDS さんとのコラボTシャツを販売しています。TOKYO RUNNING COMPANYというキーワードをもとにとてもかっこいいデザインになっていますが、ここでデザインのストーリーも紹介するとかなり長くなってしまうので、詳細は商品紹介ページで御覧ください。
商品ページ:http://bit.ly/RBRG_TACOMA_TRC
1.「衣類の回収→リサイクル→原料化→再生産」を行うBRING
2.BRINGの背景と仕組み
3.BRING Materialを使用したウェア
4.不要になった衣類はBRING SPOTに持ち込もう