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データが明らかにする2019年の人気シューズとバイク、ウェアラブルデバイス

Stravaのデータは率直だ。どんなギアが一般のアスリートに使われているかをつまびらかにしてくれる。このデータは全世界のアスリートからの集計ということで、日本とは離れている部分もあるが、本当のトレンドが垣間見えて興味深い。なお、前年比での伸び率によって順位を決めているため、必ずしも販売数の多さとは直結しない。

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シューズは、HOKA ONE ONEのカーボン搭載シューズ〈Carbon X〉が首位。Adidasの〈Solar Glide〉やNew Balanceの〈Fresh Foam Beacon〉といったクッショニングと重量のバランスが取れたあらゆるランナーに対応するシューズが人気のよう。

バイクはTREKのグラベルバイク〈Checkpoint〉が首位に。全世界的にグラベルがブームであることのひとつの証といえる結果だ。2位のOrbea 〈Oiz〉、3位のCanyon〈Neuron〉はフルサスペンションのMTB。自転車といえばオフロードライディングという国や地域が(うらやましいことに)多いことがうかがえる。

STRAVAでのログ計測の要とも言えるウェアラブルGPSデバイス。ランニング用ではPolarの〈Vantage M〉がトップ、2位にGarminの〈Forerunner 945〉、3位に同じく〈Instinct〉とハイエンドモデルがズラリ。一方のGPSサイクルコンピューターはGarminの新作〈Edge 530〉、〈830〉がトップを独占。Wahooの〈Element Roam〉が3位に食い込んだ。Garmin強し、である。

東京マラソンでの人気シューズもデータが明らかに。9.7%(!)と他に圧倒的な差をつけたのはNIKEの〈Vaporfly 4%〉。2位〈Zoom Fly〉、3位〈Pegasus〉シリーズとNIKEが上位を独占する結果に。Asicsの定番〈Kayano〉が4位、そして5位にはBrooksの〈Ghost〉がランクイン。ちなみに、Stravaはマラソンメジャー6大会でのシューズ別タイム中央値も出していて、NIKE〈NEXT%〉は3時間8分12秒、〈Vaporfly〉は3時間9分4秒という結果を発表している。フラッグシップシューズはやはり速い。

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