ストックホルム、ロンドン、ベルリン、パリ、ニューヨーク、ロスアンジェルスに続く7店舗目のショップとして『Sneakersnstuff Tokyo ( スニーカーズエンスタッフ トーキョー) 』が2019年12月14日(土)に東京・代官山でオープン。商品ラインナップだけでなく、ストックホルムを拠点とするデザインスタジオ Bofink Design Studioのリードデザイナー、ジェニー・アスケンフォースが手掛けた店舗デザインにも注目が集まります。
伝統的な日本の文化をコンセプトとした3号棟
3号棟の什器は日本の伝統、文化、映画などからインスピレーションを得ており、スカンジナビアのデザイナー、家具メーカー、アーティストによって全てハンドメイドで作られています。店内を入ってすぐに見えるのは、映画「修羅雪姫」にインスパイアされた蝶番を使ったテーブル。その上に下駄の靴をイメージしたスニーカーディスプレイが置かれ、それを紫の傘が覆っています。
スウェーデン人の木工アーティスト Christer Björkman による手彫りのソファは1点物で、所々にスニーカーがフィーチャーされています。ゴジラからインスパイアされたテーブルは、スウェーデンのタンショー社製のエンボスレザーが使用されており、テール部分がシューズの試着用のチェアーとして使えるように設計されているのも特徴です。
他にもエアフォース 1 のソールのパターンをカービングした Zen テーブルやシルクの羽毛布団にスカジャンのモチーフを刺繍したコタツテーブル、「七人の侍」に 出てくる日本刀をテーマにした什器や、イサム・ノグチの作品をイメージしたスウッシュのテーブルなど、特徴的で存在感のある強いピースの上にプレミアムなスニーカーがディスプレイされています。
モダンとテクニカルをコンセプトとした4号棟
一方、4号棟はセイラームーンや鉄腕アトムなどコンテンポラリーな日本のアニメやキャラクターから着想を得た現代の日本文化からインスパイアされたデザインコンセプト。ポップなピンクのコンクリートのフロア、パステルブルーの天井が3D プリンターやハイテックで実験的に作られた什器を包み込んでいます。
メインとなるディスプレイウォールはセイラームーンの髪をイメージしたシリコンの突起物で覆われているもの。3Dプリンターで作られた 300個のSNS のキャラクターを埋め込んだ什器、スウェーデンの家具デザイナーのジョン・バックが鉄腕アトムをイメージしてデザインしたテーブル、クロームのディテールがアクセントとなっている3Mのマットシルバーのシェルフが、部屋の中心にある大きなミラーの箱を囲んでいます。
ミラーの箱の中にはプリクラの機械が入っていて、フィッティングをしながらプリクラを撮影できる仕掛けに。4号棟は遊び心が満載のポップで楽しい内装が特徴です。
2020年2月オープン予定のSNS Café
アジアのエッセンスを取り入れた他の2棟とは異なるコンセプトのSNS Caféは、3棟の中でもスウェーデンらしいデザインが最も反映されているスペースに。
SNS café内には東京限定のSNSブランドのアイテムを取り揃えたギフトショップや東京ローカルのクリエーターの作品を展示するスペース、SNSの世界観にあった本をセレクションした特製の本棚(通称 The SNS Book Club)が設置され、カフェ利用者は自由に本を閲覧することができます。
東京渋谷神山町にあるカフェ「CAMELBACK sandwich&espresso(キャメルバック)」の共同で運営 され、メニューもスウェーデンと日本の両文化からインスパイアされたフードやペストリーを提供予定。オープンは2020年2月を予定しています(年中無休、朝8時から夜8時までの営業)。