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脂肪からエネルギーが作り出されるとき、肝臓で脂肪酸の一種であるケトン体が生成される。脂質代謝の際にエネルギーとして利用されるのは、血液中に排出されたこのケトン体なのだ。

食事で摂る糖質量を減らし、脂質とタンパク質量を増やすと体内のエネルギーの供給源が糖質から脂質中心に切り替わる。これを続けると脂質代謝の回路が体内に構築され、ケトン体をスムーズに使えるようになる。

この食事法を「ファットアダプテーション」という。ちなみに、この食事内容は糖質制限食やケトジェニックダイエットとほぼ同じだ。

ファットアダプテーション」には、血糖値が下がる、血液中の中性脂肪が減る、タンパク質の摂取量が増えることで満腹中枢が刺激され、食欲が抑えられる、体重が落ちる、などの特徴がある。

ただし、ケトン体は有機酸であり血液の酸性化傾向が長期間続くことの影響はまだ分かっていない。また、「ファットアダプテーション」によって糖質の貯蔵量が少なくなったり利用しにくくなるデータもある(=ゆっくり長く走れるが、速く走れなくなる)。

糖質優先か脂質優先か、ターゲットにするレースに合わせ体質を調整したい。

【関連リンク】
ファットアダプテーションを実践して、脂質をエネルギーとして使える身体に

監修:齋藤通生

(有)ネオディレクション代表。ベスパエリートアスリートサービスとして活躍する栄養補給のエキスパート。山本健一や望月将悟、高村貴子など、トレイルランナーを中心にエンデュランス系レースで活躍するアスリートをサポートしている。レース前~レース中、レース後の食事と補給、また、日常の食生活からコンディショニングのプランニングに携わっている。

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