都会を走るランナーの中には、日常とスポーツの瞬間をシームレスに繋げてくれるようなアイテムを待望している方も多いのでは。リーボックが英デザイナー“Ian Paley”とのコラボレーションによりファッションアイテムに昇華した「ZIG KINETICA CONCEPT TYPE 1」はまさにそんな声に応える一足と言えそうです。
ベースとなるのは、2009年にランニングシューズとして登場した初代「ZIG」。実はこのシューズ、アウトソールのジグザグ形状が高い推進力を生み出すことから、 “ドーピングシューズ(=反則)”と呼ばれ、あるマラソン大会では着用が禁止になるほど、高いパフォーマンス力を誇ったシューズなんです。
今回開発された「ZIG KINETICA」は、フロートライドフューエル(高反発フォーム剤)、エナジーシェル、エナジーバンドアウトソールをあわせた3層構造の「ZIG Energy システム」を搭載し、これにより前に進む推進力のエネルギーロスを抑えることを実現。
また、ジグザグになっているアウトソールは高いクッション性を備えているだけでなく、13度に開くことにより、更に前に進む推進力を増幅させています。
一際目を引くデザインは1998年に自身のブランド「One True Saxon」を立ち上げ、2007年に新たなコンセプトブランドとして「Garbstore(ガーブストア)」を発表した英デザイナーのIan Paleyによるもの。
Ian Paley氏コメント
今のスニーカー市場は消費者にとって飽和状態となっており、目立つシューズを作り出すには、何らかの革新的なイノベーションと、洗練されたカラーパレットの表現を組み合わせることが必要です。素晴らしいシューズでも、単調なカラーリングのせいで台無しになるのはよくあることです。今回、リーボックからコラボレーションの打診を受けたとき、採用するテクノロジーは既に決定していました。だからこそ、複雑なカラーパレットを駆使することに徹底的にこだわりました。
今回のデザインは、このソールの “エナジーリターン”という考え方からヒントを得ました。「ヒートマップ」をイメージしたカラーグラデーションを使い、動的エネルギーの流れを表現しています。また、シューレースや留め具のような、シューズの取り外し可能なパーツが好きなので、シューズを履く人自身が、パーツを使って好きな履き方を選べ、個性を表現出来るようなモデルを作りたいと考えました。
カラーは4色展開で自店販売価格¥19,800(税込)で販売中です。