サークルズ池山です。 早いもので、今年最後のMARK GEARでのご紹介となりました。いよいよ来年は2020年。オリンピックイヤーですね! 皆さんは観戦チケットの抽選当選しましたか? 私はMTBクロスカントリー男女とバスケットボール男子のチケットが当選し、もう来年の運気を使い果たした感が半端ありません。。。さてさて、今回はonyourmarkの読者の皆さんにとっても必ずや重宝するであろうアイテムについて。長い開発期間を経て、ようやくご紹介できる運びとなりました!
サイクリングはもちろん、ハイキングやランニング、そして日常生活とあらゆるシーンで気兼ねなく履くことができ、いつでも快適に足元をサポートするソックスを!という思いで作った足袋型のソックス、Tabby / タビー が新しく生まれ変わりました。
仕様は前回までのものから大きく進化を遂げ、素材と製造法をいちから見直した、もはや完全なる新製品とも言えるものに。
生地を見直し、吸湿性、速乾性そして防臭抗菌性が向上
従来品は100%ウール糸を使用し、好評を得ていたのですが、より良くを合言葉にフィードバックと繰り返し行われたテストの結果に基づき、今回から防縮ウールと抗ピルアクリルの混紡糸と吸水速乾/抗菌防臭 (ロンフレッシュ®) 機能を持つ綿/アクリル混紡糸をミックスすることにより、飛躍的に吸湿性、速乾性そして防臭抗菌性を高めた進化版を開発することができました。 もちろん負担の大きくかかる爪先、踵にはそれらに加え補強糸を編み込み、耐久性の向上を計っています。
特別な編み機を用い、指全体を覆う幅に余裕を持たせることに成功
そして従来使用していた編み機を変更、通常の靴下よりも大きく編むことのできる、国内でも台数が限れられる特別な編み機を使っての製造を開始しました。そのおかげでこれまでの製品に比べ、親指と人差し指の股までしっかりと入り込む指の長さ、指全体を覆う幅にも余裕を持たせる事ができ、窮屈さがなくなり、ストレスの少ない履き心地を実現しました。
以前のTabbyやその他の足袋型のソックスは、カジュアル用やスポーツ、アウトドア用と言われる多くのソックスを作る通常の編み機を使用し、製造されたものが大半です。そうして作られたソックスは、爪先=今回のTabbyでも色が切り替わっている部分を長く、また幅を広く設計したいと考えても一定以上にはならないのです。 手持ちのソックスをよく見ていただくとその状況を確認できると思いますが、爪先部分がしっかりと指全体を覆っているソックスは実は多くないのです。足袋型のソックスの利点である、親指と人差し指がしっかりと別れ、踏ん張る力を発揮し、なおかつその指と指の間の汗を処理し、より高い快適性を得るのためには、今までとは異なる編み機での製造が必要だったのです。
仕様を変更することで耐久性やクッション性もアップ
これらの仕様変更は、Bedrock Sandalのようなワラーチスタイルのサンダルを履いた時にも、鼻緒が必要以上に指股部分へと食い込まれることが少なくなったため、指先への負荷が少なくなり、自ずと耐久性も向上にも繋がっています。
足底はタック編みと呼ばれる製法で編まれているので、足裏にフィットし、大地をしっかりと踏みしめる力をサポート。またパイル構造によるクッション性能も備えます。その優れたクッション性は、日常生活はもちろんランニングやトレッキングといったアクティビティの際も足裏にかかる負荷を軽減してくれるのです。
開発中は、サークルズの各スタッフが様々なライドで使ったり、山登りで使った中でのフィードバックを元に少しずつブラッシュアップし、長い期間を経て完成形へと辿り着くことができました。
従来のモデルを使っている方からは再販のリクエストを本当に多くいただいており、満を辞してのリリースとなったのです。
ソックスデザインは引き続き、ランナー、ハイカー、DJ、といった多彩な顔を持つ”監督”の相性で親しまれるデザイナー 中村モトノブが監修、まるで優良なポップソングのような2スタイル、各3カラーの合計6モデルが今回のラインナップとなっています。
どれにしようか迷ってしまいますが、どうせなら色違いで購入して毎日履きたい! そんなソックスに仕上がっています。ぜひ1度足を通してみてください!