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開催まで1年を切った2020年東京オリンピック・パラリンピック。初めてオリンピック競技となり、盛り上がりを見せるクライミングシーン。オリンピック代表のウェアを手掛けるTHE NORTH FACEが、9月21日、クライミングを始めたい人に向けた無料イベント『I am CLIMBER』を開催した。テーマは「壁に挑戦した人はみんな“クライマー”だ」。壁に向き合い、一歩を踏み出せさえすれば、みんなクライマーを名乗ってもいい。そんなメッセージが込められている。

老若男女問わず、誰もが楽しくも真剣に壁を登り、とびきりの達成感を味わい、クライマーとなったイベント『I am CLIMBER』の模様をレポートする。

IamCLIMBER
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イベント会場は、東京・昭島にあるクライミングジム「PLAY」。ここには、日本代表レベルの選手たちが練習する高さ16.45mのロープクライミング施設もあるが、今回の参加者は、初心者でもすぐに登る楽しみが味わえるボルダリングに挑戦。専用シューズはレンタルできるので、動きやすい格好でさえあればすぐに始められる。

この日のインストラクターは、THE NORTH FACEのスタッフ。1時間半のセッションが計4回行われ、各回の冒頭にはインストラクターからルールが説明された。

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「ルールと言っても、スタートのSのシールから、ゴールのGまで、同じ色と形のシールが貼ってあるホールドを登り、Gのホールドは両手で3秒掴む。それだけです」

そう、ボルダリングは特別な道具もいらないし、ルールもごくシンプル。必要なのは、「登りたい」という思いだけなのだ。

ひとりじゃない。みんなで登るからもっと楽しい

ルール説明と他の人と接触しないようになどの注意喚起の後、軽くストレッチをしてから、いよいよウォールを登る。今から自分達が登る5mの壁を見上げるその目は、期待で輝いていた。最初は最も簡単なレベルから。ほとんどの人が、スイスイ登っていき、チームのメンバーやインストラクターとグータッチ。年齢や性別に関係なく全員から、笑顔がこぼれた。

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徐々にレベルが上がり、メンバー同士でホールドの位置を教え合ったり、もうひと踏ん張りという時は「ガンバ!」と声援を掛け、クライマーの背中を押す。トライを重ねていくごとに、さっきまで見ず知らずだった参加者たちの間に、自然と一体感が生まれていく。

「登る時はひとりだけど、応援を受けるとひとりじゃないって思える。ボルダリングは、みんなで頑張るスポーツですね」(田林蒼さん・13歳)

「大人になると、新しい友達を作る機会がなかなかないですが、ボルダリングを通じて仲間ができていきますね」(村上摩季子さん・41歳)

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マットからホールドを見て、どうしたら登れるかルート考えるオブザベーションの時間も、チームメイトとの距離を近づける。

「攻略するルートをみんなで考えるのも楽しい。クライミングは、誰とでも仲良くなれるツール。一緒に考えた人たちが登り切れるように、応援したくなります」(高塚裕矢さん・27歳)

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このイベントに参加した動機として、オリンピックの正式種目に採用され、メディアでの露出が増えたことを挙げる人が多かった。テレビなどで知ったボルダリングを自分もやってみたいと実践への興味につながっているようだ。すでにやっているスポーツへのフィードバックへの期待を挙げる人もいた。

「トレイルランニングをしています。体幹やバランス感覚のトレーニングになると思って参加したんですが、身体を支えるのに必要な持久力やホールドを掴む時の瞬発力も鍛えられそうですね」(池谷香代子さん・38歳)

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「普段は山登りをやっていて、脚力がつけばいいなと思って参加しました。脚だけでなく全身運動になりますね。続けると、もっと高い山にも登れるようになりそう。そんな可能性を感じました」(北令子さん・53歳)

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子供も大人も夢中! 全員が“CLIMBER”の仲間入り

親子連れでの参加も多かったこの日。当然、大人と子供とでは身長も違えば、筋力も大きな差がある。それでも、子どもたちは大人に混ざり、懸命にウォールを登っていく。中には高いところを怖がっていた子もいたが、2回目のトライでゴールに到達。すぐに恐怖心を克服していた。

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ジムのエントランス付近に設けられたキッズ・ウォールは、事前予約なしで参加できたこともあり、140人以上もの子供たちが参加。彼ら彼女たちのまなざしは真剣そのもの。ウォールに向き合い無我夢中で登ってく。失敗したらまた登る。スタッフや見守っていた親からのアドバイスを自分なりに受け止め、再びトライを繰り返し、まったく諦める様子はない。そして、ついにゴールのホールドを掴むと、全身で喜びを表現! 登る面白さや達成感に気づいた立派なちびっこ“CLIMBER”が、次々に誕生していった。

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“達成感”は、イベント参加者から最も多く聞かれたボルダリングの醍醐味だ。ボルダリングをやっている知人を見ていて、ずっと『なんで壁に登ってるの?』と思っていたが、実際にやってみて、クリアできた時の達成感を知ったら納得したという人もいた。

「見ているよりキツかったけど、初心者でも十分楽しめるスポーツ。ゴールに着いた時は『よし!』という気持ちになり、木登りが好きだった頃を思い出しました」(山本健司さん・39歳)

「ゴールにたどり着いたときに気持ちよさそうでやってみようと友人を誘いました。実際、登ってみると、やっぱり達成感がすごかった! ルートをいかに攻略していくか、ゲーム性もあって面白かったです。また、是非、やってみたいですね」(武藤健・24歳)

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レベルは異なるが、最低でも1ルートは必ず登れたこの日の参加者。ゴールした達成感を手にしたCLIMBERたちの顔はみな誇らしげだった。しかし、ゴールすれば達成感が味わえるが、その分、ウォールから落ちてしまった時の悔しさも大きい。でも、その悔しさこそが次のチャンレンジと繋がる。絶対にまたリベンジしたい――。その思いを胸に、登れたときの達成感を目指して、また挑戦してほしい。

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「壁に挑戦した人はみんな“クライマー”だ」

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