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全国各地でのパークラン開催のために必要なこと

パークランの特徴のひとつは、有機的な参加地域の増加だ。希望して準備が整えば、どんな地域でもパークランを運営することができる。実際に取材時には大阪と千葉でのパークランが初開催に向けて最後の準備段階にあった*。今後もパークランを開催したいという個人や行政に働きかけていくという。ただ、イベント開催の熱意は重要だと今矢さん。

※千葉では柏の葉公園で6月8日に初開催され、大阪は深北緑地公園で6月15日に初開催が予定されている。

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「毎週のイベントになりますし、一番重要なのは、やりたいという情熱を持てる人の存在です。熱意を持って運営に携われるイベントディレクターが1人ないし2人必要です。そしてその人を中心に、サステナブルに運営できるボランティアチームがあるとうまくいくのではないかと考えています。実際に二子玉でもボランティアの方は30名ほどいらっしゃいますし、登録者数は今も増えています。

土曜日の実際のイベント開催には、別にランディレクターが必要になります。立ち上げる過程で5名ほどのランディレクターを育てていければ、だいたい月に1回が担当回ということになり、毎週会場にいなくてもパークランが続いていきます。そしてもうひとつ重要なのは、地域社会のコミュニティのためのイベントなので、会場使用の許可どりや、行政からの理解や応援をとりつけることです。二子玉でも世田谷のスポーツ推進課へまず挨拶へ行きましたし、今お話を進めている会場には行政の方からアプローチをいただいた場所もあります」

開催箇所を増やすことで、全国各地の人がパークランを走れて、ボランティアをできるように。パークランジャパンの当面の目標だ。

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