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カラダを通して自分と向き合うトレーニングの時間。人それぞれにこだわりのギアがある。どんなトレーニングに使うのか? どんなところが気に入っているのか? アスリート8人に聞いたギア活用法は、スタンダードから最先端まで参考にしたい秀逸なものばかりだ。

(写真 キム ヤンス/イラスト 藤井友子/文 岡村明子/モデル Jennifer)

「高地トレーニングとして普段から低酸素テント内で寝ています」というトレイルランナーの上田さん。

「酸素量は標高2,500m ~ 2,700mくらいを設定。この標高に慣れることで高度順応はもちろん、日頃の標高下でより多くの酸素を取り入れることができるようになるんです。」

低酸素のテント内で眠ることで、心肺持久力が高まり、酸素摂取量が増加して、回復能力も高まるという。

「週に一度はテントに入らない日を設けますが、それ以外は遠征を除いて毎日テント内で睡眠。耐久力を強化するトレーニングにも応用できるので、室内でのロードバイクにも使います。」

そして、トレーニング中に欠かせない相棒は、ガーミンのマルチスポーツ型ウォッチ。

「心拍数などコンディションの確認や、走行中の左右のバランス、上下動などもチェックします。」

最先端ギアを駆使した効率的なトレーニングで、標高の高いレースでも着実に成果を残している。

アスリートたちの愛用トレーニングギア 上田瑠偉さん(TRAIL RUNNER)

エベレストサミットⅡ
どこでも高地トレーニングができるアメリカ・ハイポキシコ社製の低酸素発生装置。酸素濃度の低い空気で満たしたテント内にいることで、心肺機能、最大酸素摂取量(VO2max)が高まる。マスクキットを使って直接空気を取り込むことも可能。¥1,270,000(要ご相談)

ポータブル・テント
簡単に組み立てられるクイーンサイズ・ベッド対応のテント。 ¥105,000 /ウイル(HYPOXICO)

アスリートたちの愛用トレーニングギア 上田瑠偉さん(TRAIL RUNNER)

fēnix 5 Plus Sapphire Black
カラーTOPOマップ、音楽再生、心拍数計測などに対応するGPSスマートウォッチ。トレーニングステータスを表示し、自動的に最近の運動履歴の評価や比較、パフォーマンス指標を提供。別売りのポッドを装着すれば左右の足の接地時間(GCT)も測定可能。¥99,800 /ガーミンジャパン カスタマーサポート専用窓口(GARMIN)

上田瑠偉
1993年、長野県生まれ。早稲田大学陸上競技同好会に所属中、トレイルランニングを始める。2014年の日本山岳耐久レースで新記録を更新して最年少優勝。2016年にアメリカで開催された100㎞レースでは大会新記録で優勝するなど海外でも活躍。
https://twitter.com/trairuy

※2019/4/10発売「mark11 トレーニングは贅沢時間」転載記事

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