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3.エリートランナーの1週間のトレーニングルーティンから見えたこととは?

100マイラーの100マイル完走時の平均ペース毎に分類し、100マイル完走記録前の12週間、12ヶ月間の練習回数(セッション数)をそれぞれ比較したところ、平均ペースにより、セッション数に違いのある傾向がみられました。

100マイル完走時のペースを、低ペース(10分/kmより遅い)、中ペース(8分~10分/km)、高ペース(8分/kmより早い)の3つのカテゴリに分類。低ペースのランナーは週平均で3回、月平均で12回であるのに対して、中・高ペースのランナーは週平均で4回、月平均で14回と1.2倍多い傾向が見られます。

また、エリート選手のセッション数は週6回、月24回であることを踏まえると、練習回数をいまより増やすことで100マイルの平均ペースを上げることができるかもしれません。

ディラン・ボウマン選手はトレーニングに一貫して継続することを最も大切にしているといいます。忙しく平日に時間を取ることもが難しい人も、週末にトレーニングを全部押し込むのではなく、短い時間でも毎日走ることをすすめています。

ペース毎の平均セッション数(週)と平均セッション数(月)
低ペース(10分/kmより遅い) 週3回/月12回
中ペース(8分~10分/km) 週4回/月14回
高ペース(8分/kmより早い) 週4回/月14回
トップ選手 週6回/月24回

ディラン・ボウマン選手、田中裕康選手の平均的な1週間の各セッション内容を具体的に見ると、毎日トレーニングに変化をもたせ、1週間のセッションは6回行い、1日レスト日を入れています。

平日に一定程度の距離を積み重ねるとともに、週末を活用して土曜日、日曜日と連続して30km前後のランニングを行い、ウルトラトレイルのトレーニングに重要といわれている、2日連続で長い時間動き続けるBack to Backを実践していることも伺えます。

STRAVA
STRAVA

ディラン・ボウマン選手が木曜日に行っている2-2.5時間のミディアムロングラン
https://www.strava.com/activities/1478512566

STRAVA

田中裕康選手が火曜日に行っている坂を使ったワークアウト
https://www.strava.com/activities/1487048835

宮﨑喜美乃選手も、高強度高負荷のトレーニングを行う週末に向けて調子があがるように、平日のトレーニングに取り組んでおり、どう週末にあわせていくかを考えていくことが、結果的にレース直前のピーキングに役に立つと話しています。

トップ選手たちのSTRAVAのトレーニング記録を参考にすることで、自分のトレーニングをさらに良いものにするヒントが得られそうです。

(次ページ)→4.100マイラーに最もポピュラーなクロストレーニングとは?

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