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紛争や迫害により故郷を逃れた世界中の難民が安全を求めて1年間に歩く距離が、総計20億キロメートルにも及ぶことをご存知でしょうか?

この歩みを世界中の人々と共に体験し、世界全体で20億キロメートル到達を目指して進むことで、難民が味わう苦難への理解や連帯感を感じてもらうことを目的としたキャンペーン『難民と進む20億キロメートル ~命を守るワンステップ』が展開中です。

このキャンペーンは日々のウォーキング、ランニング、自転車での走行距離などをウェブサイトに登録すると、その距離が世界全体の合計距離に加算されるというもの。

20億キロメートルというのはUNHCR(国連高等難民弁務官事務所)が算出した、2016年に難民が移動した距離で、およそ地球5万周に相当します。

例えばシリア難民が隣国のトルコにたどり着くために移動した距離は240キロ以上。また、南スーダンを後にした人々は640キロ以上もの距離を歩み、ケニアに逃れたり、さらに、ロヒンギャ難民はおよそ80キロの距離を進み、ミャンマーを逃れたりしているということです。

UNHCR副高等弁務官のケリー・クレメンツ氏は、本キャンペーンの意義についてこう述べています。「難民に関して多くの誤解がなされる状況では、難民が選択せざるを得ない、危険な現実の道のりについて思いをはせることがとても重要です。」

キャンペーンに参加するには、FitbitまたはStravaという2つのフィットネスアプリを通じて、サイトと連動させれば、自動的に距離が加算され、また、進んだ距離を、このウェブサイトに手動で入力することも可能になっています。

自身や仲間と参加した際の写真に #難民と進むワンステップ というハッシュタグを付けてSNS投稿で発信することで、よりこのキャンペーンを広めていくこともできるので、合わせて取り組んでみてはいかがでしょうか。

詳しくは『難民と進む20億キロメートル ~命を守るワンステップ』の日本語版サイトまで。
https://stepwithrefugees.org/ja-jp/