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(映像 松田正臣・上原源太 / 写真 古谷勝 / 文 小泉咲子 / 協力 アイテック

父親の影響で子供の頃からバイクに乗り始め、現地で見たツール・ド・フランスが忘れられず、フランス留学。帰国後、サイクルウェアブランドのプレスを経て、編集者となった小俣雄風太さん。現在は、週1回、埼玉県飯能市から都内まで、50kmのエクストリーム出社をしています。朝5時前に起きて、バイクに乗るメリットとは何なのか。スポーツシーンにも対応するメガネ「SPECIALEYES」と共に走る2時間を追い、その答えを見つけました。

「自転車に救われた」フランス留学時代

小俣さんが自転車と出合ったのは、レースに出ていた父親の影響だった。小学生の頃、家族旅行と言えば、父親のレース遠征の応援。生まれ育ち、今も居を構える飯能エリアの山をマウンテンバイクで駆け抜けていた。現在の小俣さんの主戦場である、シクロクロスのレースに参加し始めたのは高校時代。大学時代には、自転車好きが高じてフランスへ留学。憧れのツール・ド・フランスを生で見て、実況をフランス語で理解したいという思いがあった。しかしそこは外国の地。言葉は多少できても、当初は打ち解けて話すだけの語学力はなく、落ち込む時期もあったと振り返る。

 

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「落ち込んでいた時にちょうど、日本から自転車が届いたんです。その日の内に、隣の村まで30kmくらい走ったら、すごく気分が晴れた。自転車に救われましたね。それからは、僕にとって自転車は“特別な存在”ではなく、生活の中に当然のようにあるものになりました」 その後は地元のクラブに入り練習会に参加するなど、1年の留学期間中、自転車ライフを満喫した。

 

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なぜ、そんなにも自転車に魅了されたのか――。その理由を「自然と近づけるから」と語る。

「自転車に乗るとふだんの速度域とはまるで違う世界にいけるんですよ。そこでは、風がすごく気持ちいいんです。単純に、向かい風だと進まないし、追い風だとびっくりするほどスピードに乗れて、風を皮膚で感じられるんです。地面の勾配にしても、このギアが重い感じは9%だな、脚に合ってテンポよく進んでいるから6%くらいだなって、身体でわかるんですよね。あと、雨ですね。雨の日は億劫ですし、汚れを落とさなきゃいけないけど、雨が降りしきる中、フルスロットルで乗っている自分は無敵というか。苦境に負けない物語のヒーロー”になったみたいに思えるんです」

 

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エクストリーム出社で仕事のパフォーマンスが向上

自転車とともにある小俣さんの一日は、朝4時45分に始まる。前日にすべて用意しておくので、支度にかける時間はわずか15分。ボトルに水を入れ、着用順に並べておいたウェアとギアを身につけたら、即出発だ。

「起きてから支度となると、どうしても時間がかかってしまうんですよね。そうすると、『今日は乗らなくてもいいかな』となってしまう。考える余地を与えないために、朝の準備にかける時間は最小限に抑えているんです。パッと自転車に乗ってしまえば、あとはペダルを漕ぐだけですから」

 

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豊かな自然が残る飯能は、早朝ということもあって、交通量がほとんどない。所沢までは、何も考えずひたすらペダルを漕ぐ。

「その間は、“無”ですね。息が上がっていくのを楽しんでいます。10月から、シクロクロスのシーズンが始まるので、今はレースのイメージを固めながらペダリングしています」

 

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所沢を過ぎると交通量がぐっと増え、“無”というわけにはいかない。できるだけ地面に足をつかずにすむように、先の信号を見てスピードを調整したり、後ろからくる車の気配を感じ取ったり、「大袈裟にいうと360°アンテナを張っている感覚」で走る。建物や車が増えてくるにつれて、徐々に仕事モードに切り替わっていく。

 

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職場の近くにあるランステーションランピットに到着するのが、7時頃。シャワーを浴び、職場においてある本を取りに行き、カフェでゆっくり読書をしながら朝食。始業の9時15分には、身体も頭もすっかり目覚めている。

 

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 撮影協力「Run Pit by au Smart Sports」 http://runpit.jp/

「早起きするから眠くなるのかと思いきや、全然そんなことはないですね。バイクに乗ることで、身体も頭もフレッシュになる。自転車で行く日と行かない日を比べると、明らかに行った日の方が、仕事のパフォーマンスが上がるのを実感しています。電車で行くと、飯能は始発なので、良くも悪くも座れてしまう。電車の中でうとうとすると、身体は一回起きたはずなのに、なんだかスッキリせずモヤモヤしちゃって、冴えないんですよ。自転車で行くと、身体も頭も準備万端。始業時間と同時に、全力で仕事ができるんです」

 

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日常にスポーツがある生活を「スペシャライズ」がサポート

小俣さんのエクストリーム出社で、スポーツシーンと仕事シーンをシームレスに繋いでくれるのが、アイウェアの「スペシャライズ」。まず、驚かされたというのがその軽さだ。

「普段、職場でかけているのがセルロイドのゴツいやつで重たく、1日デスクワークをすると疲れてしまうし、自転車も乗れません。そうしたこともあって、メガネにとって軽さはすごく重要だと思っているんです。その点、『スペシャライズ』は、かけていることを忘れてしまうほど軽い。ふと気づいたら、自転車から降りてもずっとかけていた、みたいな。軽さって、つまり違和感のなさなんですね。鼻にあたる部分のクッション・パッドが、かけていてラクなのも気に入っています。車の塗装技術が使われているだけあって丈夫なのも、信頼できる鯖江ブランドなのも、安心ですね」

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スポーツウェアにも、職場でのカジュアルスタイルにも合わせやすいデザインであることも小俣さんのアクティブライフにフィットする理由の一つ。

「今、メガネのトレンドは大きな丸いものじゃないないですか。こうしたシャープな印象のものは積極的に選んでこなかったんですけど、スポーツシーンでも違和感がないし、ビジネスシーンでは、仕事ができる人っぽく見えるなって(笑)。『スペシャライズ』は、ランニングにもすごくいいと思います。トレーニングの一環で、朝、飯能の山をトレランすることもあるんですけど、重たいメガネは嫌なんですよ。汗も溜まるし全然快適じゃない。でも、そのためにコンタクトをつけて、またとって洗ってとなると、正直、面倒で困っていたんですが、『スペシャライズ』はいいソリューションだと思いますね」

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着用モデル:SPE-8367
Size:53□18-140(32.9)
Color:グレイッシュブルー
発売時期:2017年12月発売予定

http://specialeyes.jp/