(映像 松田正臣・上原源太 / 写真 古谷勝 / 文 礒村真介 / 協力 MOUNTAIN HARDWEAR )
創業の地コペンハーゲンをはじめ、ロサンゼルスやバルセロナ、シンガポールなど、世界中のヒップな街を賑わせているクラフトビアバー・ミッケラー。2017年の春には待望の東京店舗「Mikkeller Tokyo」が、渋谷・道玄坂のなかでもひときわディープな百軒店エリアに移転再オープンを果たした。
木戸孝典さんはその新スポットのショップマネージャーであり、キーパーソン。世界中からのクラフトビールが常時20種類用意されるカウンターに立ち、夜ごとのビアライフと、百軒店エリアに負けないディープなコミュニケーションとをエンジョイしている。
「世界中から美味しいビールを求めて、渋谷の奥の路地へと集まる。ビール好きにはたまらない仕事です(笑)。ランニングをしている理由ですか? 僕も創業者のミッケルと同じ考えなのですが、美味しいビールをより美味しく味わうためには、フィジカル的に健康であることが一番だと思うんです。この仕事をしていると生活が不規則になりがちですから、心身のバランスを取るために走っているようなところがありますね」
実際にミッケラー トウキョウでは参加費フリーのランニングクラブを毎月第1土曜に開催し、1時間弱のグループランを行っている。決められた時間に集まればOKで、とくに予約の必要はない。追い込みたい人はハイペースのグループで、のんびり会話メインならファンランペースのグループで。アフターのフリービール1杯は全グループ共通だ。