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2016年夏に開催される4年に一度のスポーツの祭典。この世界大会での活躍を目指すトップアスリートを紹介したい。インタビューのテーマは、”リミッターが外れる瞬間とはー”。大舞台でこそ、最大限のパフォーマンスを要求されるトップアスリートならではの体験記をお届けしよう。

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2014年1月に行われた箱根駅伝で2区に出場、7人抜きの快走を見せた村山紘太選手。実業団入団後に臨んだ日本選手権では5,000mで見事優勝。世界陸上は振るわなかったものの、昨年11月に参加した記録会では、10,000mで14年ぶりとなる日本記録を更新した。そんな村山選手は「世界で戦えるアスリートになる」という高い志を持ち、日々のトレーニングに打ち込んでいる。「シビアに結果を求められる実業団に入って、トレーニングへの意識が激変しました。同じ内容・時間のトレーニングでも、集中して取り組めばよりよい結果につながります。学生時代と比べ、自分で考えてトレーニングするようになりました」2014年8月、初出場した世界陸上では、自分のピークをレースに合わせることがいかに大切かを痛感。コンディショニングも万全に整えて試合に臨んだとき、初めて自分のレースをさせてもらえるのだ。

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「いまはオリンピックが目標」と村山選手。あの舞台で第一線の選手たちと互角に戦うには、どうトレーニングするべきか。常に最大のライバルである兄・村山謙太選手、そして世界のアスリートたちを見据える。だから、自分のリミットは作らない。自分の成長に、可能性に、限界はないから。「より速く、より強く。リミットがなければ、どんな困難な壁だってきっと乗り越えることができる」さらなる高みを目指し、ハードなトレーニングを行っている村山選手だが、そんな村山選手の毎日に欠かせないのが愛用のタイツ。「タイツは、オンとオフを切り替えてくれるスイッチのような存在。身体にぴったりフィットするタイツに足を通すと、さあやるぞ!という気持ちにさせられるんです」抜群のサポート力と快適な履き心地のタイツを味方につけ、リオデジャネイロでベストパフォーマンスを目指す。

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村山紘太(むらやま こうた)
1993年、宮城県出身の長距離ランナー。城西大学在学時、第91回箱根駅伝の快走で注目を集める。卒業後は旭化成に所属、6月の日本選手権5000mで優勝、6月の世界陸上に5000mで出場(予選落ち)。11月に行われた八王子ロングディスタンス10000mのタイムレースで14年ぶりに日本記録を更新した。双子の兄は同じ旭化成所属の村山謙太選手。