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(協力/ニュージーランド航空ニュージーランド政府観光局

スポーツフレンドリーな街、クイーンズタウンを知っていますか? ラン・サイクリング・ジェットボートにバンジージャンプや熱気球……etc。山脈、渓谷、湖畔に囲まれたこの街でのアクティビティは大自然を生かしたものばかりです。今回はこの街ならではのマラソン大会「ニュージーランド航空 クイーンズタウン国際マラソン」がある、と聞きつけ、編集部員の荒川が走りに行って参りました。

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ここクイーンズタウンはバンジージャンプの発祥の地。アドベンチャーツーリズムがこの街の発展を牽引してきたため、街と自然が密接しています。街から車を少し走らせれば、大自然の美しい景色が広がり、放し飼いの羊や牛にはもちろん、うさぎやリスなどの野生動物に触れ合える機会もあります。

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かといって、大自然=単なる田舎ではなく、街にはレストランやカフェ、セレクトショップ、スーパーなどは感度の高い店が軒を連ねます。スポーツが根付く街だけあって、朝はランナーやサイクリングで身体を動かし、仕事をして、夕方からパブで1杯。ここにいると、そんなうらやましいライフスタイルが垣間見えます。

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私が訪れたのは11月の中旬。この時期はサマータイムで午後9:00まで日が沈みません。とはいえ、ニュージーランドの街の多くの店はだいたい午後5〜6時には閉まってしまうと聞いていたので、覚悟はしていたものの、ここクイーンズタウンはニュージーランドでも屈指の観光エリアなだけあってお店も日没に合わせ遅くまで営業しているところが多かったです。

到着後、市街にあるエキスポでレースのエントリーを済ませると、街をブラブラしつつ翌日のレースに備えました。

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市街から車で20分程度で、レストラン「Jack’s Point Restaurant」に到着。8ホールパー72のチャンピオンシップゴルフコースに囲まれたお店はウールシェッド(羊毛を刈り取るための小屋)からインスピレーションを受けているそう。メニューは、シンプルな味付けで、新鮮な旬の食材を提供しています。皿を彩るボリューム満点な野菜もニュージーランドならでは。

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地元で人気のカフェ『VUDU CAFE』。市街地に2店舗あり、オープン中は終止満席。バリスタの中には日本人もいるそうです。美味しい珈琲を飲みたい、と思ったらぜひここで。

午前8:00ーー「ニュージーランド航空 クイーンズタウン国際マラソン」ハーフマラソンがスタート

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フィニッシュゲートからシャトルバスが出ており(有料)、ランナーはスタート地点まで向かいます。車で移動すること約20分で到着です。私がエントリーしたハーフマラソンはカテゴリー(フル・ハーフ・10K)の中で、最もエントリーが多かったそうです。適度にレース感を楽しめ、肉体的にも精神的にも負担がかからないハーフマラソンは最近需要が増えてきている気がします。さて、ウォームアップを済ませ、勢いよく走り出しました。

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スタートしてしばらくは羊やアルパカなどのいる牧草地を横目にアスファルトを走りますが3km地点を過ぎると、未舗装路へ突入。

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しばらくアップダウンのある砂利土路面が続きます。ところどころに急勾配が現れるも、その先に広がるアメジストカラーの湖や、“ブルーム”と呼ばれる黄色の花々の景色は、足取りを軽くさせ、坂を駆け上がったり、駆け下りるコースはエキサイティングな気分にさせてくれます。

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15km→14km→13km→12kmと、1kmごとに用意された表示版をあれよあれよというまに走り抜けます。気持ちは高ぶり、残り10kmをきりました。

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ところが、湖畔横の心臓破りの坂を駆け上がろうとしたところから、足がもたつき、呼吸が荒くなってきました。練習不足がたたり、15kmを過ぎると足取りが重くなり、心が折れかけるのであります。

ところどころに現れるアスファルトは内臓への衝撃を強く感じ、未舗装路の方が楽だなと思ってみたり、トレランの講習会に参加したときを思い出しては、股関節と上半身に意識を向けて走ってみたり、誰かをペーサーにして、ひたすらついていってみたり。景色というパワージェルに限界がきてしまった私は、気持ちをなんとかしてアゲられないか試行錯誤し始めます。

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周りのランナーはみんなパワフルで、バテていたり、足をつってしまっているような人は見当たりません。思えば、この国の人たちはキッズからシニアまであらゆる年代層の人たちがアクティブに過ごしていました。彼らは小さな頃から自然に囲まれ、ライフスタイルにスポーツが根付く人たちです。そんな野人(に見えてきました)に囲まれ、彼らと肩を並べ、絶景に酔いしれ、思うままにスピードを出しすぎてしまった前半の自分を恨めしく感じるのでありました……。

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完全にバテて、うめき声を上げながらのランでもお子さま応援団が後押ししてくれます。残り2km。ふと、私のそばに、70代くらいのおばあさまと、10代後半くらいの小柄な女子を発見。体格差はありません。この人たちには負けるまい、と凄まじい形相で並走します。ようやく街が現れ、フィニッシュゲートまで残り100m。そこで、ライバルたちを抜き去りダッシュで転がりこむようにしてゴールです! 

「ニュージーランド航空 クイーンズタウン国際マラソン」は、ランナーの思い出にも手厚いところも魅力です。レース前にアプリに登録すると、レース後に下記のようなサービスが無料で受けられます。

○ゴールイン地点での完全動画※DLする場合は有料
○レースを走っている自分を上空から見る <バードアイ>
○ランニングを全コースで再現する<フォローカム>
○走ったレース結果の詳細
○リアルタイムの天候情報
○自分自身の結果分析のページ
などがあります。

さて、ファンランと言えど、根性走りをしてしまったせいか、思った以上に身体が疲労困憊してしまいました。リカバリーはアクティブレストで調整です。こちらは次回にお伝えします!

ニュージーランド航空 クイーンズタウン国際マラソンの詳細はHPから
次回予定日程:2016年11月19日
参加費:NZ$159(フル)、NZ$109(ハーフ)
シャトルバス:NZ$15(フル・ハーフ)
http://queenstown-marathon.co.nz/

想像以上に快適だったニュージーランドまでの空旅

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いかに機内でリラックスできるかは海外レースを控える身にとって、重要であったりします。日本から唯一ニュージーランドへの直行便を運航しているニュージーランド航空では、エコノミークラスでもニュージーランド産のワイン、スパークリングワインはもちろん、アルコール類はフリーで飲めます。また、タッチパネルの画面上では、一通りのドリンクやフードのメニューが閲覧でき、タッチひとつで追加オーダーも可能です。そして、ハリウッド系をはじめとする最新の映画が合計1700時間以上と豊富に揃い(日本語吹き替え版も多く揃う)、見たかった映画のほとんどがありました。往きのフライトでスパークリングワインを飲みながら映画を楽しむ極上の時間を過ごすと、帰りの飛行機も楽しみになりました。

詳しくはニュージーランド航空のHPまで!
http://www.airnewzealand.jp/