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(写真 55 Co.,Ltd / 文 小泉咲子)

【名前】カウアン・アンドリアッチ KAUAN ANDRIATTI
【生年月日】1990年2月19日
【職業or所属】パーソナルトレーナー/モデル
【やっているスポーツ】ウェイトトレーニング,ボディビル,サーフィン,ヨガ,ライフセービング,サッカー,バスケ
【URL】
Facebook:
Kauan Andriatti
https://ja-jp.facebook.com/makingabetteryou

BETTER YOU FITNESS:
betteryou.kauan@gmail.com
https://m.youtube.com/watch?v=_hslmqdveZ8

長らくお休みしていたMARK PEOPLEですが、この度リニューアルをして、再始動です! 公開当初から、各方面から反響のお声をいただき、人気企画となったMARK PEOPLE。今後また定期的に更新していきますので、ぜひチェックしてくださいね。

リニューアル第一弾として登場してくれるのは、ブラジル出身のトレーナー、カウアン・アンドリアッチさん。曲がった背骨を矯正するには、筋肉を鍛えることが必要と気づき、ウェイトトレーニングをスタート。体を鍛える素晴しさに目覚め、2年後には、トレーナーの資格を取るまでに。トレーナーとして大切にしていることやプライベートで楽しんでいるスポーツ、将来の目標について聞きました。

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思春期に発症した体のトラブルがトレーナーの道への入口に

9歳から日本で住むようになり、バスケットボールを始めました。これが、僕のスポーツ歴の始まりです。15、16歳でいったんブラジルに帰ったんですけど、それは、背骨が曲がっているのを矯正するため。1年間ずっと、ネジでグーッと圧迫する鉄製のコルセットをつけて生活していたんです。日本に戻ってきてもさらに1年、矯正コルセットをつけたままで……。リハビリのためにジムに入会して、ブラジルでもやっていた水泳を再開しました。そこでウェイトトレーニングに出合たんです。結局、水泳はやめちゃって、残ったのがウェイトトレーニングです。

当時の状態はと言うと、背骨が曲がっていることによって、左胸だけ極端に出てしまい、鳩胸みたいでした。そうなってしまうのは、逆の右側の広背筋が弱いということ。左胸で右の広背筋が足りない分を補おうとしていたんですね。それが、ウェイトトレーニングで鍛えたら、だんだん背骨がまっすぐに戻ったんです。

この体験をきっかけに、ウェイトトレーニングやボディビルに興味を持ち始めて、大手ジムにアルバイトですけど働くようになりました。2年後には、インストラクターの資格を取らせてもらい、今は独立して、スタジオで教えることもあれば、パーソナルトレーナーもやっています。日本人も外国人も教えています。外国人はビジネスマン、僕がモデル事務所に所属していることもあって、日本人だとモデルのお客さんが多いですね。

僕は、接骨院で整体もやっているんです。そこのお客さんに体を鍛えることについて話していくうちに興味を持ってくれて、パーソナルを頼まれるケースもあります。整体師とトレーナーって、同じ人間の体を扱う職業なので、解剖学であったり、筋肉の使い方であったり、重なる知識がすごく多いので、両方を上手くミックスしてやっています。

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“できなくて当たり前”がトレーニングのスタート

トレーナーとして、いちばん遣り甲斐を感じるのは、お客さんがそれまでできなかったことをできるようになったとき。自分を追い込んで、絶対にできるまで帰らないくらいの気合いでやってくれる人もいるんですよ。諦めるのは簡単だけど、ほんの数センチでも足をもっと上げようという強い気持ちを持ってトレーニングに取り組んでもらえると嬉しいでね。

僕のトレーニングでは、“できなくて当たり前”ということをまず伝えます。それを理解した上で、じゃ、できるようになるためには何をやればいいのかを考えてもらうんです。たとえば、腕立て伏せができない人がいるとしますよね。どうすれば腕の力が強くなるのか、トレーニング以外に、何を食べたら腕立て伏せができるようになるのか、自分で考え、本人の中で意識が芽生えるようにサポートするんです。あとは、それぞれの課題を見つけてあげて、極力、同じトレーニングにならないように気をつけています。

鍛えようと思ったら、正しいフォームや呼吸法をマスターするためにも、トレーナーはつけたほうがいい。教えてくれる人がいた方が、どれくらい負荷をかけたらいいのかだったり、何セット必要なのかといったこともわかって、バランスよく筋肉をつけられますから。知識のあるプロだったら、トレーニング以外にも、食事や睡眠についても教えてもらえますよ。

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ひとりでも多くの人に体を動かす素晴しさを伝えたい

僕自身、鍛えるからには、「全身かっこよくありたい」という願望がありますよ。男性はやっぱり、大きい胸板に広い肩幅、そして太い二の腕ですからね。ある意味、自己満足の世界ではあるんですけど(笑)。

ただ、いくらトレーニング好きの僕でも、一日中ジムでダンベルとバーベルを見ながら生活するのは大変(笑)。週末のサーフィンやジムじゃなくて外で走るのが、いい息抜きになってますね。最近は、ヨガも始めました。乗馬もやってみたいんです。ブラジルでは馬が周りにいる環境に育ったので。それに、2014年は午年でしょ。僕、年男なんですよ。何であれ、興味を持ったら積極的にやるようにしています。

今後は、自分のトレーニングジムを開きたい。接骨院とジムを組み合わせたものができたらいいなと思ってます。ひとりでも多くの人に、体を動かす大切さを伝えていきたいですね。