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Transuvulcania 2013レース当日!長文につき、時間有るときに読んでくださいね。

まずは1時間半ほど送迎バスに揺られて、スタート地点に移動。このレースが開催されるラ・パルマ島はくさび形をした島で、スタート地点は最南端の灯台があるFaro de Fuencalienteという場所で、海抜0mからスタート(笑)ここで、驚いたのがスタート地点には全くトイレが無いこと(泣)英語が全然通じないので、何人かのスタッフにトイレはどこ?と聞いてみたが、海の方を指差してニコっと笑うだけで、みんな、海や草むらでやっちゃうらしい(笑)自分は慣れているので、問題なしだったが、こういう事ができない人はココでグッバイって感じです(笑)

食料はエイドが比較的充実しているようなので、お馴染みHoney Stingerのジェルをメインに、他にスポーツ羊羹を織り交ぜて、あとはエイドのフルーツなどを食いまくる予定でいた。パックはミニマルスタイルでUltimate Direction / AKに、Salomon / Soft Flask 500ml×2、Simplehydration×2、天気予報も良かったのでレインウェアは無しで、最軽量でお馴染みのMountain Hard Wear / Ghost Whiperer HoodyにWay 2 Cool Nosleeves、ボトムはRaceready / V-Notch Short、足下はinov8 / Trailroc 255、エマージェンシーブランケット含めた個人用救急キット、プラス1時間ほど夜明けまでのヘッドランプが必要なので、Black Diamond / Sprinterを持って行った。

そこそこ、気温は低いがソフトシェルJKTを着ていればちょうど良い位の気温。アジア人というか、日本人はこのレースは初参加らしく嫁さんが地元TVのレポーターからインタビュー(笑)

大混雑で会えないかなと思ったけど、スタート前になんとかJoe grant & Luke Nelsonらに会う事ができて、お互いにゴールで会おうと(ゴールでは結果会えなかったけど・・・)

FunkyなMCにより、招待選手の紹介がされるが、あまりの人の多さで見たかったTimothy Olsonなどの姿は見れずじまい。もちろん、Kilian Jornetにも会えなかった(泣)ハセツネ同様、このスタート地点の場所取りからレースが始まっていて、前の方に行こうと思っても大混雑で全然無理(泣)結局、半分よりもかなり後ろからの列でスタート。そうこうしているうちにスタートの時間が迫って来た!

2013/05/11(SAT)AM6:00 START!!!

標高700mほどまでひたすら登っていくと、給水のみの第一エイドがあるLos canariosという小さな町に到着。ここのポイントだけでも、すでに日本ではあり得ないほどの地元在住の方々のアツい声援が飛び交う。

昨年のKilian Jornetの映像を見ているとライト的な装備はpetzl / e-liteで走っていたので、自分も軽量化でコレだけで済ませようとも思ったりはしたが、実際ここまで走ってきて、つくづくsprinterで良かったと思った。火山島だけあって、砂浜のようにゲイターが欲しいほどトレイルは足が埋まり易く、ミッドからフォアフットで常に前傾気味で走らないと推進力が得られないトレイル。また、砂に埋もれた黒い火山岩も多くあり、少ない光量だと石を避けにくく、多くのレース参加者のため、ダブルトラックほどのトレイルは、どこのセクションがトレイル内で一番進み易いかとルートファインディングが必要でもあった。

さらにひたすら進み続けると、次第に夜が明けて来た。お隣のテネリフェ島やレース終了後に行く予定のラ・ゴメラ島が見えてきたが、この雄大なサンライズの景色を見るだけで、遠く日本から来た甲斐があったというもの。遥々来たもんだと、一人感動して写真を撮りまくってしまった(笑)

もう、ほとんどヘッドランプは要らなくなった頃

ちょうど、20kmを過ぎた辺りから、トレイルもあまり足が埋まりにくくなり、走り易い路面となった。景色もダイナミックになっていき、かなりテンションアップ!

下りや平地が、何でこんなにみんなペースが速いんだと思いながらも負けられねーと走っていた所、27km地点で急にゴールが登場!レース前は全く気にしていなかったMedia marasonという26.8kmのカテゴリーもあったようで、どうやら、このカテゴリーに出ててた人が爆走していたらしく、よく考えたらこのセクション辺りが自分でもオーバーペースだったよう(泣)ヤラレたーと思いながらも、オレあと56kmmあるんだよね!?と嬉しいやらヤバいやらで、とりあえず、スペインはフルーツやろってことでビタミンC豊富な回復オレンジを食いまくることにする(笑)

A3からA4までは、あれ!?林道っすか!?テキなアップダウンありの灼熱林道ランニング。景色は良いのでまだ助かるが、このセクションは走れるだけになかなかキツい。

この辺からが、一番Transvulcaniaっぽいセクションだと思われるが、実はこの島は世界でも規模の大きいクレーターを持つ島で、日本では考えられないハンパなくダイナミックな景色を見ながらのランニングとなる。スタートは最南端の海からであるが、そこからずっと北上していき、47km地点辺りから、こんどは南西にぐるっと戻って行き、?を描くようなコースとなる。ただ、ちょうどこの辺りから、南西に戻る際の、岩山の稜線が絶えず見えているのが精神的にかなりヤバい(泣)何がヤバいって、進めど進めど、一向に距離が縮まらないような感覚で、後半はあの稜線をやっつけないといけないと思うとホンマにキツかった(泣)おまけに、湿度は無いが、容赦なく太陽の光線攻撃が迫って来る。途中の日陰にある冷たい水やスポーツドリンクの美味しい事、美味しい事。ボランティアにホンマに感謝である!

一体幾つのアップダウンをこなしただろうか?走れる傾斜だけにマジでキツい(泣)やっと、天文台があるポイントに到着した。

58km地点まで来て、やっと今まで進んで来た稜線が見えた!これを進んで来たのだから、人間の力ってスゴいもんです(笑)あとは、25kmほどを下るだけ!と思いきや・・・

降りて行く方面の海が見えて来たは良いが、かなりのロッキーでテクニカルなダウンヒルセクションで、かなり足にくる感じ(泣)この下りがずっとハーフマラソンの距離以上ずっと続くと思うと、下り好きな自分でも一気に意気消沈(笑)後半のダウンヒルに備えて、体力も温存しておいたつもりだったが、この下りの途中でかなりバッテリー切れとなる。

何とか下ってくると、葡萄畑が見えてきて、やった!いよいよ民家とか出てくるのかな?と思いきや、よりハードでテクニカルな下りに(泣)イジメかよ、おい!(笑)

ついに目指す海と、その先にゴールの町が見えてきた!あとは、海へ降りたら、真っ直ぐ町に向かうだけや!と思いきや、この海への直滑降のような激下りはまたハンパなく足にキタ(泣)

やっと、海に出て77km地点のエイドポイントであるPuerto de Tazacorteのビーチに到着!ここでコーラ&オレンジ補給をしてからスタート!

あとは残りの6kmをロードで真っ直ぐにゴールの町へ帰るだけっしょ!と最後の力を振り絞って走っていくと、誘導員にコチラですと、変な方向に指を差された。何と!?目指す方向は真っ直ぐの最短経路ではなく、谷を登って、さらに山越えをしてゴールの町へ向かう道となっている模様。マジで聞いてないっす(泣)ダウンヒルが終わったら、あとは5kmほどのロードでゴールって思っていたが、甘過ぎた(泣)しかも、写真のこの登りがマジでヤバいくらいの傾斜角でとても走れたもんではない。海抜0mから最後の最後で一気に340mも登らなくてはならない。もう、完全に電池切れ・・・あと、6kmだから30-40分で帰れるっしょと思いきや、そうは問屋が卸しません。もちろん、灼熱地獄で激ヤバ状態。周りにいた選手もスペイン人ではないのか、さっきから◯uck!やCrazy!を連発しており、道端で完全に倒れ込み、完全に「あしたのジョー」で灰色に燃え尽きていた・・・

走れたもんではなく、なんとか、ハイキングモードで無事に激坂を越えたと思いきや、今度はゴールまでの灼熱のロード直線コース!マジ、限界っす(笑)もう、タイムはどうでもええから、ゴールに連れてってー。

you tubeの動画なんかで観ていた大歓声のゴールの中をトボトボ歩いていてはカッコ悪いので、ホンマに最後の力を振り絞りゴールへ走った!12時間20分ほどでついにゴール!おそらく、2,000名位は参加していたようだが、順位は不明?予定としては、10時間切りを目指していたので、全然ダメダメなんで、順位はもうどうでもええかな(笑)後半の下りから、最後の6kmが完全にグッバイ状態(泣)完全にコースをナメていたし、media marason組が終了するまでの前半のハイペースが良くなかったのだろう。

レベルは全く違えど、昨年のKilian Jornetnがゴールで熱中症で倒れ込んだのも十分納得できる。エイドで水は補給してるはずではいるのだが、おそらく運動量より全然摂れていないのかもしれない。

ゴール終了後に担架で運ばれる者や倒れ込む者など、みんな燃え尽きてゴールするので、見ているだけでも感動モン!

ゴールには選手だけが飛び込めるプールがあったが、どう見ても濁っている水にしか見えなかったので遠慮しました(笑)

ゴール後はスペインらしくパエリアがフリーで振る舞われて美味しくいただけた!

参加賞として貰ったステッカー&キーホルダー、そして、TシャツとFinisher Polo Shirt。

嫁さんは、残念ながら約60kmほどの7AでタイムアウトでDNFだったが、ダメージもあまり激しくなく、清々しい顔で帰ってきた。ダイナミックな景色が堪能できるセクションが気持ち良く走れたので、かなりラ・パルマ島を満喫した模様。

ラ・パルマ島の山々、トランスバルカニアレースのスタッフ&ボランティアの皆さんに感謝!!!レース中もほとんど英語は通じず、たまに話しかけてくるのは陽気なスペインローカルで身振り手振りでコミニュケーションしてある意味面白かった。しかし、終わってみると、レースのオーガナイズを含めいろんな意味でBIGでスゴいレースであった。まだまだヨーロッパ勢の選手の参加が多いが、USAをはじめとする強い招待選手の参加も多く、これだけのBIG NAMEが一堂に会し、この素晴らしい島で競い合えるのは何とも豪華なレースである。流石、現在トレイルランニングシーンを引っ張っている世界のSALOMONがプロデュースするレースのことはある。

これがハセツネのように、ほとんど夜間走行であれば面白みはないが、どんなにコースがタフでキツく暑くても、海やダイナミックな素晴らしい景色が見えるだけで、走るパワーが沸いて来るから不思議なもの。出たことはないが、UTMBバリの観客の多さ!ゴールの歓声やハイタッチは庶民ランナーでは、間違いなく日本では味わえない感動。わざわざ、遠い日本からやって来る価値はかなりあるだろう。やはり、異国の地でのトレイルランは面白い!カナリア諸島、トランスバルカニア恐るべし。いつになるかは分からないが、いつの日かは自分にリベンジしに戻って来たいもんだ・・・

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