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春の陽気が続きそうな今日。そろそろお休みしていた自転車通勤再開! なんて方も増えてきているのではないでしょうか。

久しぶりに自転車に乗り始める方、そして日常的に乗っている方にご紹介したいのが、先日の4月1日に発表された三井ダイレクト損害保険株式会社の調査報告です。2013年2月28日(木)~3月4日(月)の5日間、20歳~59歳の自動車を運転する150人、自転車を運転する150人の男性女性に対して「自動車・自転車の交通安全」についてのインターネットリサーチを実施。これらの調査結果をみてみると、自動車と自転車それぞれの立場から、交通事故になりそうなシーンや場所、意識についての回答がされています。

たとえば・・・

◇直近1年間に、交通事故になりそうになった経験は、どこで経験した?(図1)
【自動車】1位:「信号のない交差点」39.3%、2位:「信号のある交差点」34.7%、3位:「交差点付近」30.7%
【自転車】1位:「信号のない交差点」42.0%、2位:「狭い路地」35.3%、3位:「信号のある交差点」34.0%

◇直近1年間に、交通事故になりそうになった経験の原因についてどのように考える?(図2)
【自動車】「自分が悪かった」48.0%、「相手が悪かった」52.0%
【自転車】「自分が悪かった」31.4%、「相手が悪かった」68.6%

◇直近1年間に、交通事故になりそうになったシーンは?(図4)
【自動車】1位:「人・車の飛び出し時」48.0%、2位:「よそ見運転時」26.0%、3位:「左右の確認を怠った時」18.0%
【自転車】1位:「人・車の飛び出し時」50.7%、2位:「左右の確認を怠った時」22.7%、3位:「一時停止すべき場所でしなかった時」18.7%

アンケート調査結果のとおり、【自動車】も【自転車】も事故になりそうになった場所やシーンは似ていることがわかります。相違があったのは、事故になりそうになった経験に対し【自動車】は【自転車】と比べると「自分が悪かった」と自覚している方が多いこと。逆にいえば、自転車乗りの方は、自動車を運転する方よりも、事故への意識が弱いとも言えます。

歩行者や自転車乗りは、自動車に対し「きっと自動車が止まってくれるだろう」と思い込んでしまう傾向があるのは確か。この「きっと」、「だろう」という意識が交通事故を引き起こすのです。

サイクリングが気持ちいい季節だからこそ、交通事故にはくれぐれも注意してくださいね。

(図1)直近1年間に、交通事故になりそうになった経験(ヒヤリ・ハット経験)は、どこで経験されたか聞いたところ、最も多い回答は【自動車】【自転車】とも「信号のない交差点」でそれぞれ39.3%・42.0%という結果になりました。【自動車】、【自転車】ともに事故になりそうになった経験が多い「信号のない交差点」では、お互いに譲り合い、かつ注意をしなければならない場所といえそうです。

(図2)直近1年間に、交通事故になりそうになった経験の原因を聞いたところ、【自動車】では「自分が悪かった」が48.0%、【自転車】では「自分が悪かった」が31.4%という結果になりました。【自動車】は約半数ほどが「自分が悪かった」と思っていることに対し、【自転車】は「自分が悪かった」と思う方が少ないようです。

(図3)直近1年間に交通事故になりそうになった経験の対象を聞いたところ、【自動車】では「車」60.7%、【自転車】では「車」63.3%で共に「車」が最も多い結果となりました。自動車を運転する方も、自転車を運転する方も「車」との交通事故になりそうになった経験が最も多く、自動車を運転する方は十分な慎重さが求められるといえそうです。

(図4)直近1年間に、交通事故になりそうになったシーンを聞いたところ、【自動車】は48.0%、【自転車】は50.7%で「人・車の飛び出し時」が圧倒的に多い回答となりました。歩行者側からしても注意をしなければならない結果となりました。「人・車の飛び出し時」は誰しもが交通事故になりうるシーンだといえます。こういった交通事故になりそうになったシーンを知ることで事故を防ぐことができるのではないでしょうか。

(図5)どうすれば交通事故になりそうになったシーンを回避できたと思うか聞いたところ、「安全確認を怠らない」が【自動車】でも74.0%、【自転車】でも64.0%で最も多い回答となりました。お互い、安全確認を怠らなければ、今後は事故も減っていくはずです。しかし、「安全確認を怠らない」や「スピードを出さない」や「運転中は運転に集中する」など交通ルールを守っても、事故は完全にはなくなりません。「お互いに譲り合う」や「会釈などのジェスチャーをする」など、お互いにコミュニケーションをとることも事故を防ぐためには必要なのではないでしょうか。

三井ダイレクト損保調べ
(三井ダイレクト損害保険株式会社は「交通事故をなくしたい」という思いを具現化するため『MUJICOLOGY!』というプロジェクトを行っています)

(文 onyourmark編集部)