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昨日、関東地方をはじめ、東海、近畿、中四国など日本列島の広範囲で梅雨明け宣言が発表され、いよいよ待ちに待った夏本番です。
夏の登山シーズンに合わせて、あの山と渓谷社から、登山地図閲覧iPhone用アプリ『ヤマケイ登山地図ビューア』がリリースされました。

このアプリは、iPhoneのGPS機能を利用して、専用の登山地図上に現在地を表示するというもの。歩いた軌跡(トラフィックログ)を保存する機能もあります。
また、コンパス機能を搭載していて、地図と重ね合わせてコンパスを表示することもできます。コンパスの北と地図の北が一致すると、赤いラインが表示されることで、「整置」(地図と実際の地形が一致した状態)が一目でわかるようになっているので、これは便利ですよね。

アプリ自体は無料で、サンプル地図として北八ヶ岳・白駒池周辺がプリンインストールされていますが、基本的には専用地図を購入してダウンロードする仕様になっています。
専用地図は、“登山ガイドブックのスタンダード”として40年以上の歴史を誇る、山と溪谷社の「アルペンガイド」収録のものに準拠して作成されています。
第1弾として登山者に人気のエリア「八ヶ岳 北部」「八ヶ岳 南部」が同時に販売開始されましたが、今後も「アルペンガイド」のラインナップに合わせて順次拡大予定とか。

地図には、著者がGPSで実地調査した正確な登山道の位置や水場、標準コースタイム、花の群落地情報、危険箇所・注意点などの注釈が盛り込まれています。
また、山域全体を俯瞰するサイズ、コースを見るサイズ、現在地の周りの情報を見るサイズの3段階を、ピンチイン・ピンチアウトで切り替えることができます。
地図はiPhone本体にダウンロードされるため、携帯電波が圏外でも地図の閲覧が可能で、GPS機能も使用できるとは嬉しい限り。

山に関する老舗出版社のアイデアが形になった登山地図アプリ、この夏、八ヶ岳に行く予定の方はぜひダウンロードして、その実力を試してみてください。

『ヤマケイ登山地図ビューア』
発売場所:App Store
価格:アプリは無料(サンプル地図として北八ヶ岳・白駒池周辺がプリンインストール)。
「八ヶ岳 北部」「八ヶ岳 南部」の地図は各350円。アプリ内で購入可。
対応機種:iOS4.3~5.1までを搭載するiPhone4、4S

(文 onyourmark編集部)