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ビールの恋しい季節がいよいよ迫ってきました。太りたくない…でもビールは飲みたい。そんなあなたに、ビールを飲む良い言い訳になりそうな研究がありました!なんでもビールの成分に、体重増加や糖尿病を防ぎ、筋肉のパフォーマンスを向上させることができる「奇跡の分子」が発見されたんだとか。

スイスの連邦工科大学ローザンヌ校Johnan Auwerx氏らの研究によると、これはナイアシンの一種の「ニコチンアミドリボシド」という種類の分子。

彼らの行った実験によると、高脂肪の食事と一緒にニコチンアミドリボシドを与えて飼育したマウスと与えなかったマウスを比較すると、ニコチンアミドリボシドを与えたマウスの方があきらかに体重が少ないことを発見しました。糖尿病の発症の兆候もなく、副作用も見られなかったそうです。更に10週に渡ってこの分子を与え続けたところ、筋力の増加や持久力の向上の効果が見られたと言います。

研究者は、ニコチンアミドリボシドがミトコンドリアの機能の改善、エネルギーを供給する細胞に作用をするのではと考えているそうです。老化と密接な関係があるとされるミトコンドリアの働きをを制御できれば、長寿効果ももたらせるのではと研究者は期待を寄せています。

しかしまだまだ問題もあるようで…。

この分子はビールだけでなく牛乳やいくつかの自然食品で見つけることができるものですが、非常に小さいため見つけるのが困難かつ物質から取り出すのも難しく、合成するにもとてもお金のかかってしまうんだとか。濃度を測定することさえ容易ではなく「この効果を得るためにどのぐらいの量を摂取する必要があるかはまだわからない」ため、これからも研究は慎重に続けられるとのことでした。

研究がよい方向に進むことを祈りながら、今夜はとりあえずたくさんビールを飲んで、効果を期待してみましょうか!?

daily mail より / リサーチ 佐藤美加)