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昨日のニュースで紹介した、自転車のホイールをターンテーブルに変えてしまう「ターンテーブルライダー」。このユニークな音楽デバイスが誕生した背景には、「音楽をシェアするように自転車をシェアしてほしい」という開発元の思いがあります。

その開発元「COGOO(コグー)」とは、ケータイを活用した新しい自転車シェアリングサービスのこと。

今日はその「COGOO」について紹介したいと思います。

   

この「COGOO」とは、自転車の“漕ぐ”につなんでつけられたネーミング。「みんなと一緒に(cooperate)未来へ進もう(go)」という思いが込められていて、“どこでも気軽にできるバイシクルシェアリングサービス”をコンセプトに開発されました。

バイシクルシェアリングとは、自転車をどこでも借りられて、どこでも返却できるサービスのこと。フランスなどでは街中で大規模に導入されていて、CO2を排出する自動車に代わる交通手段として注目されています。ところが日本では、駐輪スペースの確保や施錠の方法などに解決すべき課題が多く、その導入を模索することすら進んでいないのが現状でした。

その点、「COGGO」は、スマートフォンをはじめとした携帯電話の機能を最大限に利用することで、ユーザー、オーナー、そして街の環境にも優しいシェアリングシステムを可能にしています。

現在は、横浜国立大学キャンパス内で実験的に導入されている段階ですが、今後、全国へ拡散すべく体制を整えているそうです。

その利用法はとってもシンプル。スマートフォンで解錠できる電子錠を取り付けた「COGOO」の自転車を、駐輪スペースで解錠するだけ。解錠はアプリの操作で行い、そこから利用時間のカウントが始まります。返却時にはまたアプリの操作で自転車をロックすれば、利用時間に応じた料金が課金されるという仕組みです。もちろん、途中にどこかに立ち寄って自転車を止めておくこともできます。

前述の通り、まだ運用実験中ですが、4月21日、22日にお台場船の科学館で開催されるミュージックフェスティバル「KAIKOO POPWAVE FESTIVAL '12」にて、最寄り駅から会場までの移動手段として「COGOO」の自転車を使った“COGOO自転車便”を無料で体験できるそうです。

地球にも人にも優しいサスティナブルなバイシクルシェアリング、こういったサービスはどんどん広がっていって欲しいですね。

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(文 onyourmark編集部)