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「山ガール」という言葉が登場したのは、2010年のことだそうです。
それから2年あまり、今ではピクニック感覚のトレッキングから本格的な登山、あるいはトレイルランニングまで、思い思いのスタイルで山を楽しむ女性が本当に増えてきたと感じています。

先頃、女性登山者が、女性の登山人気をどのように感じているかというアンケート調査が行われたようで、ここで紹介したいと思います。

(アンケート調査は1年以内に1回以上登山をした20代〜30代の女性500名を対象に実施)

「現在、女性の登山者は増えていると思いますか?」という質問には92%が「非常に思う」、「思う」と回答。一方、「現在、女性の登山がブームであると思いますか?」という質問に対しては、「以前より落ち着いたと思う」が46%となり、「とても思う」の42%を上回る結果となりました。

ではなぜ以前より落ち着いたと感じるのでしょうか。「現在、女性の登山がブームである」と答えた人以外にその理由を尋ねたところ、50%以上が「ブームではなく、すでに女性の登山は定着しているから」と答えたそうです。

つまり、女性の登山が一過性のブームから、ライフスタイルの一部として定着してきていると感じている女性が多いということでしょうか。

また、山ガールの登場で注目を集めてきた女性のアウトドアファッションにも、変化の兆しが見えてきたようです。
「アウトドアファッションにも流行はあると思いますか?」という質問には94%が「ある」と回答。

次に「今年挑戦してみたい(流行りそうな)アウトドアファッションは何ですか?」と聞いたところ、最も多かった答えは「落ち着いた色でまとめたモードなスタイル」が44%、「原色や柄を多用した派手なスタイル」が28%という結果に。

明るい色使いや派手なパターンが主流だったアウトドアファッションも多様化の兆しを見せ、2012年は、シンプルでシックなアウトドアスタイルを取り入れる人も増えてくるのかも知れません。

最後に「今年はどんなジャンルの登山に挑戦したいですか?」という問いに対しては、「高尾山に代表される低山でのハイキング」58%に続いて、「ある程度の標高の山を長い時間かけて歩き、自然を堪能したい(ロングトレイルウォーク)」が43%、「軽量軽装のスピードハイク」が24%、「とにかく高い山を目指したい」11%という結果になりました。

高尾山に代表される低山ハイクは、入門編として根強い人気がありますが、より自然の山々を堪能できるロングトレイルウォークや、ギアの軽量化にこだわったスピードハイクなど、女性でも本格的に山を楽しみたい層が増えてきたことを実感できる回答ですね。

長びく寒さもようやく一段落してきました。これからのシーズンに向け、onyourmarkでも山の楽しみ方をいろいろと紹介していきたいと思っていますので、どうぞご期待ください。

(文 小矢島一江)

株式会社コロンビアウェアジャパン
「女性のアウトドアファッションとアクティビティに関する意識調査」より