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今年は走る!…と、元旦に誓いを立ててみたものの、寒すぎて外に出るのさえ億劫になっているあなたに贈る、”寒い時期に走るための服装Tips”。 まずは格好から入ってモチベーションを高めてみるのも長続きの秘策!もうしばらく続く寒い日々を、温かな装いで一緒に乗り越えましょう。

頭と首
体の熱の40%は頭から奪われると言われています。頭を覆い熱を逃がさないようにするのはとても重要。寒さや風を頭から防ぐことは結果的に、凍傷やあかぎれ予防にも役立ちます。

保温性の良い帽子:
フリースかウールがランニング時の頭の暖かさを保つにはベスト。暑すぎると感じた時にすぐにズボンにさっとしまえるものを。

ネックゲートル(ネックウォーマ―)・バンダナ:
スキーヤーによく見られるネックゲートルは、寒い日、風の強い日に首や顔を守るために最適。口元まで引き上げれば、呼吸の時に吸い込む空気を暖めることができます。これは走り出す時にすごく助けになるはず。簡易にシンプルなバンダナを口元を覆うようにつけても。

バラクラバ:
いわゆるスキーマスクで、頭全てをカバーし、顔の一部や目だけを露出するするヘッドギアのようなもの。-20度以下になるような環境では必須。

リップクリーム/ワセリン:
リップクリームやワセリンを唇を少し塗ることで、唇のひび割れを防げます。ワセリンは、鼻や頬など、顔中どこでも塗ることができます。

上半身
冬ランの装いのキーになるのは特に上半身の重ね着。重ねる服に保温性があることだけではなく、汗をこもらせない通気性の良い素材であることが重要です。汗は一番下の服で吸い取り蒸発するのが理想です。重ね着のヒントは以下を参照してください。

湿気を逃す下着:
肌に一番近い部分は吸汗速乾性のある生地で作られたものが好ましいでしょう。下着にコットンを着用するのは禁物。一度濡れてしまうと渇きが悪いからです。4℃を上回るような時には、通常の長袖の下着を着るだけでも問題ないでしょう。

絶縁層:
重ね着の2枚目か3枚目にあたる部分。‐12℃を下るような非常に寒い天候の時には、フリースのような絶縁素材の部分を設けてあげるのが良いでしょう。この部分は、肌から水分を吸い上げてくれる素材がベスト。また、温かさを保つため空気を含ませておく機能と同時にオーバーヒートを防ぐために蒸気や熱を放出する機能も合わせて必要になります。

風や雨をよけるためのアウター:
本来は風や水分(雨やみぞれ、雪など)を防ぐために着るもの。しかし、それと同時に、発熱のしすぎを防止するために、熱と湿気を「逃す」ものであることがベスト。そのため前にジップが付いているジャケット型のものが便利です。ジップの上げ下げによって温度調節が簡単にできるからです。5℃から‐12℃くらいまでの時には、下着とこのアウターだけでも十分です。

手袋/ミトン:
体の熱の30%は、四肢(手足の指先)から失われると言われており、手先をカバーすることはとても重要。寒い日には、湿気を逃す素材の手袋をしましょう。非常に寒い時には、指同士が温かさを保ちあうので、指先のつながったミトンの手袋の選択がベター。

下半身

タイツ/ランニングパンツ:
下半身に多くの重ねばきは必要ありません。化学繊維素材のタイツかランニングパンツをいつも通りに履けばOK。10℃を下回るような寒さや風の強い時には、速乾性素材のタイツと防風効果のあるパンツを重ねるとよいでしょう。

靴:
足は、暖かく、できるだけ動きやすく、かつドライに保つことが大切。水たまりやぬかるみ、雪に注意すること。水分が足に浸透してしまわないように、メッシュがほんのわずかなランニングシューズを探すこと。もし雪道で走ることがどうしても避けられないなら、ウォータープルーフかつ少しスパイクのついたトレイルランニングシューズや、靴につけるスパイクを買うとよいでしょう。

靴下:
コットンの靴下は禁物(寒い時期、暖かい時期ともに)。湿気を逃がすことができないからです。足が濡れたままになり、靴擦れの原因になりかねません。アクリル、クールマックスなど速乾性のある素材(冬場はウールも可)の靴下を履くこと。

running.about.com より / リサーチ 佐藤美加)