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トレイルランナーならずとも注目せずにはいられない、語りどころ満載のシューズがモントレイルからリリースしました。

もともとは2005年にヨーロッパ市場に向けた限定モデルとして発表された「Phoenix」は、その優れた機能性とデザイン性により、トレイルランニングシューズの最高峰と言われ、またたくまに人気を博しました。日本でも限定数が輸入され、発売されると即完売。ランナーからのニーズはもちろん、セレクトショップなどに出回って、ファッションアイテムとしても人気を集めました。

販売終了後も復活を望む声が多く、2009年11月、もともと中国生産だった「Phoenix」を日本製の復刻モデルとして販売する企画がスタートしたのですが、物語はここから始まります。

「Phoenix」復刻にあたり、協力を申し出た生産工場の所在地は福島。当初は2011年春の発売を予定していた矢先、東日本大震災により工場が被災してしまったのです。一時は発売自体も危ぶまれましたが、企画から2年の歳月を経て、この秋、ようやくリリースにこぎつけました。

こんな経緯から、限定復刻モデル発売にあたり、「モントレイル東北復興支援プロジェクト」が発足。シューズ1足の売上ごとに、メーカー、販売代理店などの製品販売に携わる企業がそれぞれ商品価格の1%を寄付し、集まった義援金は、被災者・被災地支援に役立たせていくとのこと。

さらに、今後の復興への祈りを込めて、MADE IN JAPAN のタグを初回生産だけ、MADE IN FUKUSHIMAに変更したという隠れたエピソードも。

このシューズのモデル名「Phoenix」が“不死鳥”という意味だということも、偶然とは思えなくなりますよね。

商品名:phoenix (フェニックス)
価格:16,800円(税込)
サイズ:men’s25.0~29.0cm
カラー:Bumt Orange
問い合わせ先:株式会社コロンビアスポーツウエアジャパン(モントレイル)
フリーダイヤル:0120-193-821
受付時間 月~金10:00~12:00、13:00~18:30(土日祝休み)

(文 小矢島一江)