都会の中の自然で、夜のピクニック
アウトドア好きな友人数人と、夜に多摩川へ出かけて楽しむ“ナイトピクニック”にハマっているというスタイリストの岡部文彦さん。
「いつも持って行く一式」というアイテムの中には、アウトドアギアだけでなく、竹かごや徳利など和テイストのものも。ワクのない自由な感じが岡部さんらしい。
「気軽なピクニックなので、そんなにマニアックなものは使わないんです。荷物も少なめ。でもJETBOILがあれば コーヒーや熱燗も作れるし、ホットサンドクッカーをフライパン代わりにしてちょっとした料理もできるから、これでお客さん一人くらいはもてなせちゃう。いつも、近くのデパ地下に閉店間際に寄って、値引きされたちょっといい食材を買ってから行くんです。生のハンバーグを買って焼いたりね。それを食べつつ飲みつつ、寝袋にくるまって仲間たちとゆるゆる過ごす。キャンプに行くとなると準備も大変だけど、ピクニックなら、ふらっとチャリで行ってアウトドア気分を楽しめる。その気軽さがいいんです」
野点(のだて)気分でコーヒーを
「ピクニックは、屋外で景色を眺めながらお茶を楽しむ、野点にも通じるものがあると思うんです。遠くに見える街の明かりを見つつコーヒーを飲むって、“現代版の野点”みたいな感じで面白い。和のものが好きなので、アウトドアにもちょこちょこ取り入れています。お猪口は漆だから割れないし、竹かごは軽いので持ち運びにも便利。moreTreesのまな板はさりげなく山の風景が入っているお気に入りのアイテム。お皿代わりにも使えます」
“これさえあれば”の頼れるギア
「JETBOILはアウトドア好きじゃない人にもおすすめ! すぐにお湯を沸かせて、鍋もできるし、熱燗用にもちょうどいいサイズ。水の持ち運びはソフトボトルで。沸かしたお湯はステンレスボトルで保温します。スノーピークのマグは、お皿としても使えて便利」
【カバンの中身を見せてくださいアーカイヴ】
#001 野川かさね(写真家)
(撮影 鈴木泰之/文 間宮寧子)