9月、いよいよトレイルランニングのメインシーズンですね。これから気候的にも走りやすくなると同時に、知名度、人気度の高いロングレースが多数開催されます。信越五岳、上州武尊、KOUMI、ハセツネ等々。これらのレースに共通するのは夜間走のパートがあること。今日は、これらのレースにおいて活躍すること間違いなしのライトを紹介します。

まずは、トレイルランニングにおけるライトってどのようなものがあるか、かんたんに整理してみましょう。

・ヘッドライト

MARK GEAR by RBRG

写真は以前ご紹介したLEDLENSERのヘッドライト

多くの人がトレイルランニングのライトとして真っ先に思い浮かべるのがこれではないでしょうか? 販売されているモデルも豊富で、明るさや重量、コスト面などにおいて様々な選択肢があります。

ヘッドライトの最大のメリットは、視線とほぼ同じ位置に光源が来ること。自分が顔を向けた方向が自動的に照らされます。また、両手があくので、ランニングフォームにも影響が少なく、走りやすいです。

とは言え、デメリットもあります。一つは、近年では電池容量の大きいライトが増えていて、そういったものは重く頭への負担があること。電池をケーブルで伸ばしてザックに入れることもできますが、そうした場合でもケーブルがわりと邪魔になります。

また、ライトの照射角にもよりますが、大抵のライトは足元を照らす際に首を下に向けないと足元が照らされません。走りながら、進行方向から視線を外すのってちょっと怖いですよね。

このデメリットの内、後者の足元を照らすときに不自由という理由から、レースではヘッドライト+サブライトという組み合わせをする方が多いです。サブライトには以下の2パターンがあります。

・ハンドライト

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読んで字のごとく、手で持つライトです。ヘッドライトが明かりを照射したい方向に頭を向けないといけないのに対して、ハンドライトは手の動きで照らしたい場所を照らせます。視線は進行方向から切らさず、それ以外の気になる場所をピンポイントで照らしたい場合に非常に有効です。

ただ、やはりデメリットもあります。手で持って気になる場所を照らしながら走るには、ライトを固定しながら走らないといけないため、ランニングフォームに制限が出ます。また、ストックを使いたい場面などでは同時に使用することが難しいです。

・ウエストライト
実際にはウエスト専用ライトというのは殆どないのですが、ヘッドライトをウエストに付けて走る方も多いです。照射角が広角のライトを下に向けておけば、足元を常時てらしておくことができ、走行中に進行方向から視線を切らさずに足元の状況を確認することができます。

デメリットとしては、専用設計で無いためベルトのホールド感が少し悪いことや、スポット型のヘッドライトを腰につけた場合は、明かりのチラツキが気になることなどが挙げられます。

以上が、トレイルランニングにおける各ライトのパターン。他にもライトがないわけではないのですが、大体の方は上記の組み合わせ、ヘッド+ハンド、ヘッド+ウェスト、もしくは全部のせ(ヘッド+ハンド+ウエスト)でレースに臨んでいるかと思います。

ちなみに、僕自身はヘッド+ウェスト派なんですが、やっぱりウェストライトは専用設計で無いなりのフィット感の悪さがあり、最適解とは思っていませんでした。そう、UltrAspire / Lumen 600 3.0 & 800 Ultra に出会うまでは。

てことでようやく本日紹介するギア、UltrAspire / Lumen 600 3.0 & 800 Ultraの登場です。これはウエスト位置に着用することを前提としたウェスト専用ライト。

実は、UltrAspire のウエスト専用ライトシリーズは今シーズンから始まったわけではありません。僕も数年前から展示会で見てはいたのですが、コンセプトは面白いものの、スペックと価格が釣り合わないなあと思い、なかなかお店に仕入れるまでには至りませんでした。

しかし、今シーズンより発売されるモデルはクオリティ的にもコストパフォーマンス的にもかなりの仕上がりで、「これはレースで使いたい!」と思える仕上がりになっています。

では、ここからはその特徴を見ていきましょう。

1)ウエストでの着用を前提とした専用設計

先ほどウエストライトのデメリットでも書いたのですが、腰にライトを装着する場合大抵はヘッドライトの流用ですから、フィット感はあまり良くありません。ベルトが細い分揺れたり、ずれたり、ライト部分がぐりんって回転してしまったり、細かいストレスが結構あります。

しかし、Lumen 600 3.0 & 800 Ultraは、ウエストでの着用を前提としたウエストベルト一体型のライトです。UltrAspire自体がザックの販売をメインとするメーカーであるため、ウェストベルトのクオリティはトップレベルです。

Lumen 600 3.0 & 800 Ultraはライトを保持する前面がパッド状になっているため、着用時の安定感やフィット感がとても高いです。

また、2モデルのうち600 3.0 は背面に取り外し可能なポケットが付いており、補給食や携帯などをいれておくことも可能。ライト&ウエストポートのハイブリッドモデルという印象です。

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電池がライトと一体となる Lumen600 3.0 前面

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取外し可能なポケットがつく、Lumen600 3.0 背面

一方 800 Ultra はバッテリーを2本収納した、大容量モデル。電池が2倍の分、重さも2倍になるのですが、バッテリー位置を腰部分にもってくることで、重さや揺れが気にならない作りになっています。

僕個人も800 Ultraで1時間ほど走ってみましたが、フィット感はとても良く、バッテリーの重さが気になることがありませんでした。800 Ultraのバッテリーに関しては後ほど詳しく説明します。ちなみに、600 3.0は本体と電池が一体型です。こちらも重さが気になるようなことはありません。

2)ライトの照射角が超広角& UltrAspire 3D™ LIGHTING

着用位置をウェストに限定したため、ライトの照射角もかなり大胆に広角になっています。ヘッドライトではこれほどの広角モデルはないと思います。これによって、足元から腰の前までが一度に照らされます。

また、UltrAspire 3D™ LIGHTING により、一般的なライトより地面の陰影がかなりはっきりと映し出されます。この視認性の高さはかなり驚くレベルです。

ただし、広角で拡散するライトはガスに弱いのでその点は予めご理解の上ご利用ください。

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3)一定の光量が持続する

トレイルランニングでライトを使ったことある方なら、その光量と持続時間について、メーカーのスペック表示と実際がだいぶ違うという印象をお持ちの方も多いのではないかと思います。

それは、実はANSI(米国国家規格協会)という工業製品の標準化を行う組織で定められたガイドラインの影響なのです。フラッシュライトの規格を定めたANSIのFL1という規格では、フラッシュライトの持続時間(Run Time)を「照射開始30秒後の出力を100%とし、出力が10%に到達するまでの時間」としています。

なので、仮に500ルーメンで持続時間が10時間と表記されているライトがあったとしても、500ルーメンの明るさが10時間継続するわけではないのです。最初の30分で100ルーメンまで減光し、そこから次の1時間で80ルーメンに減光し、10時間後に50ルーメンになる設定であった場合、印象としてはそのライトの明るさは150〜80ルーメンくらいと感じるでしょう。

なので、ライトの持続時間は表記されたスペックより、実際に明かるさがどのように推移するかということに影響されます。

大半のメーカーのライトは点灯直後から光量が徐々に落ちていくのですが、Lumen 600 3.0 & 800 Ultraは光量が落ちずに持続するのが特徴。メーカー側では持続時間を公表してはいないのですが、第3者がテストした結果、

Lumen 600 3.0
600lm = 4h
300lm = 7h
150lm = 10h

Lumen 800 Ultra
800lm = 2h
500lm = 5.5h
200lm = 15h

というデータが出てているようです。

個人的な長時間テストはまだなのですが、200lmを持続して一晩持てば上出来と思いますので、信越五岳(110km)で試してみたいと思っています。

ただ、光量が持続する分、電池が切れるタイミングでパッと切れてしまうそうなので(切れる前に点滅で電池残量が少ないことを知らせてくれる)、使用する際は交換用の電池が必須なのと、ヘッドライトとの併用が良いかと思います。

4)大容量バッテリー&モバイルバッテリーの使用が可能(Lumen 800 Ultra のみ)

Lumen 600 3.0 と Lumen 800 Ultra の2モデル、店頭ではどちらかというと600 3.0の方が人気のようです。600ルーメンでも光量としては十分なのと、バックポケットがついていること、値段的に800 Ultraより6,000円安くて買いやすいことなどがその理由かと思います。

ただ、800 Ultra には他のモデルにはない圧倒的な特徴があります。それが18650 リチウムイオン充電池3.7V 3400mAhを2本収納し、バッテリーの容量が600 3.0 の2倍となっていることです。

電池の容量はライトの持続時間に比例しますので、これは大きな特徴と言えます。また、800 Ultraのみの機能として、モバイルバッテリーに接続可能というのも嬉しいポイント。

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Lumen800 Ultra 前面、ライトは3段階に角度が変えられる

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2本分のバッテリーを腰部分で固定する Lumen800 Ultra 背面

ただし、800 Ultraでは一点注意すべき点も。大容量の電池ですので持ち運びの際に電源が入ってしまうと製品が熱くなってしまい危険です。持ち運びの際は電池を抜いたりケーブルを外すなりして、うっかり電源が入らないようにしましょう。

ちなみに、Lumen 600 3.0 & 800 Ultra はリチウムイオン充電池の使用が前提となっていますが、メーカー純正の予備電池が1,700円(税別)と安いのも重要。出どころが不明のリチウムイオン電池は安くても使うのがちょっと怖いので、純正の充電池が買いやすいというのはとても嬉しいですよね。

5)RBRG ATHLETE 井原知一さんのリコメンド

RBRGでサポートしているアスリート井原知一さんも、前バージョンからLumen 600を使っているユーザーで、かなり気に入っているようです。

夜などの暗い中で、ライトを使って明るくするに越したことはありません。先ずは明るいと眠くなりづらいこと。次に走るペースが暗いライトに比べて落ちづらいこと。特にテクニカルなコースであれば尚更ペースに差が出てきます。(HURT100で何度も実証済み)

「UltrAspire」を使う前はヘッデンを改造して腰につけていたこともありましたが、ヘッデンの場合は「UltrAspire」ほど広角ではないため、ライトの動きが走る振動で動いて酔ってしまいました。ただし「UltrAspire」の場合はとても広角なので、ライトの動きが全く気になりません。

また「UltrAspire」600LUMENには背後にポケットが付いているので、予備電池を入れたり出来るので気に入っている点です。正直このライトはもう手放せません。


6)どっちを選べばいい?

Lumen 600 3.0 & 800 Ultra、いかがでしたでしょうか?

どっちを選べばいいか迷ってしまう人もいるかも知れませんね。僕個人としてはコストパフォーマンスや軽さ、ウェストポーチとしての使い勝手も重視するなら600 3.0、ライトの明るさや長時間ライトを照射させることを重要視するなら800 Ultraをオススメします。

何れにせよ、あなたの夜間走の心強い味方になってくれることは間違いありません。気になった方は是非チェックしてみてくださいね。

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先日のグループランでみんなにサンプルをテストしてもらいましたが、見てくださいこの明るさ!!(大半が600 3.0です)

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Lumen 600 3.0
Lumen 800 Ultra
Lumen用バッテリー 18650 3400mAh 3.7V

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