(イラスト 伊藤健介/文 小俣雄風太)
ネブラスカ大学リンカーン校の陸上選手だったボイド・エプリー青年は、競技力向上のために日夜ジムでトレーニングに励んでいた。
ウェイトルームに来ていたアメフト選手にウェイトを教えるうちに評判となり、1969年正式にアメフトチームのコーチとして雇われる。
ストレングスコーチに就いた翌1970年、ネブラスカ大学リンカーン校のアメフトチームは全米選手権で優勝する快挙を達成。
さらに続く1971年にも優勝し、エプリー氏のストレングスコーチングの有用性が広く知られるようになった。
ストレングス&コンディショニングの父 ボイド・エプリー氏
エプリー氏は修士まで大学で学びながら、今日のストレングス&コンディショニングのプログラムの基礎を開発し、確立。
そのプログラムは大学のアメフトチーム名にちなみ『ハスカーパワー』と呼ばれた。
この時代の『ハスカーパワー』は68名のストレングスコーチを輩出し、彼らはUCLAやフロリダ州立大学さらにはニューヨーク・ヤンキースなど全米各地の強豪チームでストレングスコーチとして活躍していくこととなった。
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