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生命保険料変動の条件にもなるパークラン

パークランジャパンをスポンサードするのは、住友生命「Vitality」という健康増進型保険。これは健康増進活動に取り組む人ほど保険料が下がる、という画期的な保険商品だが、なぜパークランをサポートするのだろうか。

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「『Vitality』は南アフリカのディスカバリーという会社が開発した商品なのですが、パークラングローバルのメインパートナーもこのVitalityが務めています。日本では住友生命さんが提携先ということで、パークランを成功させることを主眼にサポートしてくださることになりました。世界ではVitalityに加入されている方の保険料変動の対象となる、健康増進への取り組みのひとつにパークラン参加があるんです。健康な社会を、という同じヴィジョンを共有するパークランとVitalityはお互いにリスペクトしあえるベストパートナーです」

日本では、日々の健康増進への取り組みに応じて保険料の割引率が最大30%となるが、それでもVitalityのビジネスは成り立つという。「理屈としては、健康であれば、病気などでの保険金や給付金支払いの確率が下がることになりますから、会社も利用者もハッピーになる、いい仕組みだと思います」

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※この日のテイルウォーカー(最後尾歩行)を務めたお二人。しんがりを5km、親子で歩いた

ボランティアと健康増進型保険の強力なサポートのもと開催されるパークラン。健康寿命の増大を社会が大きく意識している今日の日本において、これから果たす役割は決して小さくない。だがそのためには、各地でパークランが開催されることが必須となる。

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パークランジャパンの理事を務める今矢賢一さん

「日本は何か物事を立ち上げるのに『前例がない』といって障壁になることが多いですが、小さな成功事例を少しずつ積み上げていくことで、やりたい、という人たちが生まれて自発的な動きにつながっていくと思います。そういった流れを作るのに僕は注力していきたいと考えています。

正直なところ、各地でのパークランを立ち上げに関しては受動的にならざるを得ないところがあります。というのも、イベントディレクターやチームの能動的な働き方と情熱なくして継続的なイベント開催はできないからです。そしてボランティアの方なくして運営はできません。ですから私たちとしては色んな人たちの、いろんなパークランの付き合い方、楽しみ方、関わり方というのを発信していきたいと考えています。それによっていろんなきっかけが生まれてくると信じています」

パークラン公式サイト(イベントページ) www.parkrun.jp/events/

(文と写真 小俣雄風太)