快速(なつもりで)登山・登山・登山!

レースディレクターの松本さんは「気持ちよく走れないのが楽しい、それがスカイランニングです」という前置きをしつつ、「登山者としてのマナーを忘れないでください」と注意喚起。ランニングではあるけれど、まず第一に登山者であると気持ちを引き締める。

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気温20度越えがアナウンスされていたこの日、今回のスカイランニングデビューに備えて新調したザ・ノース・フェイスのバックパックTR10に水と食料をできるだけ詰め込んだ。GW前のUTMF取材に刺激され、容量多めのパックを選んだが参加者を見渡す限りみな小型パック、あるいはウエストポーチでと軽装だ。実際、荷物は持ちすぎだった。

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上田のシンボル的存在である太郎山をアプローチを変え二回登る秋和コース。スタートしてまずは300mほどを一気に駆け登る。と言いたいところだが、いきなりの登山開始で走れたもんじゃない。ひぃひぃと言いながら気持ち急いで登るだけが精一杯。一瞬で汗が吹き出してきた。これはタフな1日になりそうだ……。

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およそ獲得標高で500mをひたすらに登る中で、目に入るのは前走者のカカトだけ。確かに走るどころではない。どころか、「駆け登る」もできてない……。

鬼門は下りにあり

苦労して登った太郎山の山頂は、それはもう綺麗。天気もすかっと晴れて言うことなし。ここから一度下って、また登ってくることを一瞬忘れた。この山頂から2.5kmほどは下り基調で尾根道を走る。そう、唯一走れたのがこの尾根道の区間。足はだいぶ疲弊しているけど、走れるところはできるだけ走っておく。

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エリート(塩尻コース)はそのまま西に進むところを、秋和コースでは一足早く南に下りて下っていく。長い下りに、太ももがいよいよ悲鳴をあげ、プルプルと震えて力が入らない。踏ん張ることもままならない。相変わらず下りの勾配は容赦ないし、ゆっくりでも着実に下ることを選択。

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エリートのコースと再び合流したガレ場の下りは、歩くようなスピードで進む。後ろからばんばんやってくるエリート選手の流れるような下りのスピードには毎回圧倒される。駆け登るのと同時に、「駆け下る」のもスカイランニングの重要な要素だと実感。

(次ページ)再びの登り、これぞ太郎山登山競走! そしてゴールへ

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