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(監修 石川三知(Office LAC-U 代表、スポーツ栄養アドバイザー)/イラスト 越井隆/文 黒澤祐美)

油=悪、という誤解は少しずつ解けてきてはいるが、低脂質をストイックに続けるアスリートは少なくない。

だが、体内におよそ60兆個ある細胞を守っているのも、シナプスを介して脳から細胞へと神経伝達をしているのも実はリン脂質、つまり油。

人間にとって不可欠な栄養素を極端に減らしすぎるのは、身体にとって当然よろしくない。

「問題はトランス脂肪酸、脂身、サラダオイルといった飽和脂肪酸。これらを高温加熱で調理し、更に長時間空気に触れると脂質の酸化が進みます。それを食べることで細胞膜酸化が起こり、不調を招くのです。また、油は生鮮食品だという考え方も一つ。オリーブを絞ったフレッシュオイルを非加熱で少量ずつ摂取したり、種実を食べて含まれる油はおすすめです」

監修: 石川三知
Office LAC-U 代表、スポーツ栄養アドバイザー。山梨学院大学スポーツ科学部非常勤講師。日本オリンピック協会強化スタッフを歴任し、フィギュアスケートの高橋大輔選手、競泳の渡部香生子選手などオリンピック選手をはじめとするアスリートの栄養をサポートする。栄養に関する著書も多数。

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