さぁ、東京マラソンを走ると決めたらひたすら走るのみ。とはいえ、ランニング初心者、何が正しくて何が正しくないかがわからない、というところからのスタートです。

フォームやペース配分、補給の取り方などわからないことだらけですが、そもそものシューズ選びもわからない。ランニングショップにはきらびやかな新作シューズが所狭しと並び、どのシューズもカッコいい。ウームと目移りしていると、

「自分にぴったりのシューズを選ぶために足と走り方を計測してみてはいかがですか?」とアシックスの才媛Y氏から嬉しい申し出。なんでも、自分の走りを客観的に解析してくれるらしく、これは面白そうと計測をお願いしたのでした。

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足のサイズはもちろん、平常時の直立状態で足のどこに体重がかかっているかがわかるとのこと。そしてトレッドミルで走行することで、ランニング時の着地のクセやプロネーション(傾き)の具合まで計測ができる。いままで意識もしなかった自分の走るクセがこうして可視化されるのは、なんだか不思議な気持ちになります。

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計測結果 右足がキケン?

そして特に待つこともなく、計測の結果がプリントアウトされ、スタッフの方から説明をいただきます。足の実寸サイズは左右ともに26.0cm。幅を示すワイズは、左が2Eで右が3Eということで、標準となる2Eとそのひとつだけ上の広さということでこちらは特筆することはなし。

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「足の寸法」欄で気になるのは、左右ともに足高がやや高めであること。そしてアーチ高が左右ともにやや低めであること。甲は高いのにアーチが低いという、足本来が持つクッショニング機能があまり使えなさそうな足です。残念。そして左右でもっとも有意な差が出たのが、「かかとの傾斜角度」。

左足のかかとの傾斜は0.5°とわずかに内反しているのですが、右足は3.4°とだいぶ外反しているとのこと。立位姿勢では、左足に比べ右足のほうがかかとが内側に倒れこんでいるという診断結果でした。

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ざっくりかかとの傾きと解釈されるプロネーションとは、着地時にかかとが内側に倒れこんだり、すねが内側にねじれたりする動きのことを指し、足が本来的に有する着地の衝撃を和らげる機能のことを言うそう。ただその動きが大きすぎるとオーバープロネーションとなり、膝などの関節にかかる負担増、それにともなうランニング障害を引き起こしやすくなるのだとか。

自分では気付くことのできなかった、走り方のクセ。普段やっている自転車が左右対称のスポーツなので、大丈夫かと思っていましたが、はやり人間の体は左右対称にはできていないものですね。

自分の走りに合ったシューズ選び

こうした計測結果から、アシックスのスタッフさんが今の僕に合うシューズを提案してくれました。定番のGEL-KAYANO 25、最上級シューズのMetaRun。どちらもスピードラン向けというよりは、これからマラソンに向き合う人のためのしっかりとしたサポート力のあるシューズ。僕のようなビギナーにはうってつけの一足です。

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そして足入れをしてみると……さすがは高級シューズ、MetaRunの履き心地は極上。どんなに走っても疲れなさそうな気分になります。分不相応は承知の上で、ここは思い切って上質なシューズを選択しました。シューズに負けないランナーにならねばなりません!

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早速新しいシューズで、皇居ラン。フィーリングも良く、気持ちよく1周5kmをランニングを楽しみました。

この調子で、練習を積み上げていくぞ! と気合も新たにした年末、まさかの悲劇が待っていたのでした……。

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続く

(写真/ASICS JAPAN, 小俣雄風太)

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