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良質な睡眠が疲労を回復させるというのは、いまや一般的な常識の範疇になっている。しかし、練習と睡眠を同じトレーニングとして対等に捉えられているのは一部のアスリートだけだ。社会で働いている以上、自分の意思に反して夜間にパソコン作業をしなければならないこともあれば、練習時間が取れず睡眠時間を削ることもしばしばある。その生活に適応する睡眠サイクルを作るにはどうすればよいのか。良質な睡眠をとるためのヒントを探る。

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良質な睡眠を取るためのヒント

(監修 菅原洋平(作業療法士、ユークロニア代表)/イラスト 鈴木暢男/文 黒澤祐美)

朝晩のちょっとした工夫で良質な睡眠のための24時間のリズムを作る

アンカースリープに眠りのピークを持っていくには、自分の生活に合わせた24時間のリズムを作る必要がある。

手軽かつ効果的な方法が、光のコントロールだ。

日中は自分の意思で光を操ることができないため、まずは夜。

帰宅後から就寝までの間を、できるだけ暗い環境の中で過ごすことから始める。

入浴中は脱衣所の電気だけをつけて浴室の照明は落とす、リビングを間接照明にして明かりから離れる、ブルーライトをカットする眼鏡をかけるなど、完全に遮断しなくても方法はある。

そして朝。起床後すぐに光を浴びると、網膜からキャッチした光情報によって「1日がスタートしますよ」という信号を全身に送ることができる。

日が昇る前に目覚めなければならない場合は、部屋の照明機器にあえて近づくのも手。

※2018/11/28発売mark10『RECOVERY FOR TOMORROW 明日のために本当の休息』転載記事

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