自分では直接制御できない自律神経。でも、心拍数を意識すれば、交感神経と副交感神経のバランスを把握することができ、ひいてはバランスの良い“状態”へと意識的につなげることができるはずだ。ここでは心拍数を通じてどのように身体の状態を知ることができるのかをみていこう。

(監修 沢田秀司(順天堂大学 COI プロジェクト室 博士研究員)/イラスト 藤田翔/編集・文 村松亮)

ストレス社会の現代では、日常生活中に交感神経が優位となることが頻繁にある。

そうした身体が緊張状態にあるとき、心臓も大忙しで、心拍数も速い。

心拍数を安静時に近い数値までに落とす方法の一つに腹式呼吸がある。

普段は無意識下にある呼吸を、意識しながら腹式呼吸を行うことで肺の下にある横隔膜が上下運動し、横隔膜周辺に密集する自律神経が刺激され、副交感神経が優位になる。

どうやら「落ち着くには深呼吸」は理に適っていたようだ。

監修:沢田秀司
順天堂大学COIプロジェクト室博士研究員。早稲田大学大学院先進理工学研究科博士後期課程修了/博士(生命科学)。健康運動指導士、日本陸連公認ジュニアコーチ。大学での研究活動に加え、高校や民間企業、病院、地域行政などにおいて幅広い世代に対する運動指導に従事。専門分野は、生命科学、体力医学、老年医学。2009 年11月3日以来“1日最低5kmは走る”を継続中。

※2018/11/28発売mark10『RECOVERY FOR TOMORROW 明日のために本当の休息』転載記事

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