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細く引き締まった筋肉、スラリと長い脚。メリハリの効いた、健康的なボディメイクを日々の生活で心がけている永山華奈さんは、普段、海外ファッションブランドのPRとして勤務。一方で、休日は国内の山を次々と踏破し、ここ2、3年はトレイルランニングに目覚めるなど、公私ともにバイタリティに富むアクティブウーマンです。しかし、現在の姿からは想像できないほど、以前は身体が「パンパンだった」という永山さんを変えたものとは?

(写真 古谷勝 / 文 onyourmark)

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故郷である福島県白河市で中学校、高校とテニス、陸上、水泳、ダンスと幅広くスポーツに取り組んできた永山さん。もともとアクティブな少女時代を過ごしていたためか、卒業後に早稲田大学するとアメリカ・ポートランドへ留学。しかしながら、アメリカの食生活が全く体に馴染まず、体重が一気に増えてしまいます。そこから、永山さんは自身の身体と真剣に向き合うようになりました。

「留学から帰ってきたのが2011年。でも、単純にダイエットをはしようと思いませんでした。逆に筋肉を大きくして、程よく筋肉がついた引き締まった身体にしたいと考えたんです。当時の日本では、今ほどそんなに鍛える女子もいなかったので、ニッチかもしれないけどまず私がやってみようと。逆に私が実践してフィットネス自体を啓蒙していこう(笑)、くらいの強い気持ちを持ってウエイトトレーニングを中心とした身体づくりをし始めました」

その後、フィットネス系のエクササイズを行うインストラクターの資格を取得し、都内のフィットネスクラブでコーチングもするように。1年後の2012年には、目指す身体を見事に作り上げて、“健康的な美しさ”を競うベストボディ・ジャパン 東京大会で2位を獲得します。

「自分が思う理想の体型を作り上げることに満足はしたのですが、コーチングという仕事を今後続けていくというライフプランは、当時の自分には思い描くことができなくて。大学を卒業した後はスポーツメーカーに勤めました。毎朝7時30分からトレーニングをして、その後に仕事をするという生活。最初、自身がこれまで取り組んできたことと、仕事は密接に絡んでいるのが良かったのですが、だんだんとズレが生じてきて。そこで、仕事とトレーニングは分けたキャリアプランを形成したいと思い、海外のアパレルブランドに転職することになりました」

その後は無理のない範囲で、週2、3回の頻度でランニングやトレーニングをする生活に。肩や腕、背中、脚など、鍛える部位をセパレートし、ベストな体型をキープできるレベルで、短時間でも意識して自身に負荷をかけるようにしています。そんな生活を過ごす中で、最近では「山」の世界に魅了されるように。山を登ることは、簡単に説明する身体を足で持ち上げて、標高を上げていく行為。つまり身体全体が重いと、上に登ることが難しくなる。ゆえに鍛えながらも、よりミニマルな身体作りを意識するようになったそう。ファーストトレッキングとなった丹沢・大山を皮切りに、2,000m峰の秩父・乾徳山、八ヶ岳連峰の一つである権現岳、今年は北アルプスの燕岳を踏破するなど、一気に登山にのめりこみました。

「最近では登山に加えて、トレイルランニングにも夢中になっています。初レースは、2017年に行われた南アルプスマウンテンマラソン(MAMM)。友人からのお誘いだったのですが、初レースの結果が上位50%以内に入って『意外にイケるかも』となって。その後も20〜30kmくらいのショートレースを完走するくらいだったのですが、光栄なことに、今年のMAMMでは縁あってゲストランナーとして参加させていただきました。私自身は、何か1つのことを決めてやり続けるのではなく、トレランも含めて今後も色々な挑戦をしていきたいですね。2018年は初めてフルマラソンに挑戦して完走したり、ゴルフも始めました。スポーツは心と身体の健康のバランスをとってくれる、私にとって重要な人生のピースなんです」

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【名前】永山華奈
【生年月日】1991年1月5日
【職業or所属】会社員
【やっているスポーツ】ウエイトトレーニング、登山、トレイルランニング、ランニング、ヨガ
【URL】@kanakhameleon

お気に入りアイテム

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ポートランドのキャップ
「大学生時代に留学先に選んだのが、オレゴン州のポートランドだったんです。このキャップは、彼がちょうど仕事でポートランドに行った時に買ってきてくれたお土産。カラーは黒なので、色とりどりの登山ウエアとの相性も良いのでお気に入りです」