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パタゴニアがヨーロッパに残された最後の原生河川の保護を目指す「Blue Heart(ブルー・ハート)」キャンペーンを開始。6月12日よりパタゴニア直営店にてドキュメンタリー映画 『Blue Heart』の上映会も開催されます。

「ブルー・ハート・オブ・ヨーロッパ(ヨーロッパの青い心臓)」として知られるバルカン半島のスロベニアからアルバニアにいたる地域において、水力発電事業がこの地方の豊かで多様な文化、歴史、生態系を破壊する脅威となっており、これらの河川沿いに暮らす地元の活動家は、自分たちを象徴する故郷と川と土地を守るために戦っています。

ボスニア・ヘルツェゴビナのクルシュチツァ村の女性たちは地元唯一の飲料水源である川を守るため、当局による肉体的暴力にも耐えながら、ほぼ1年にわたり昼夜を問わず断固として座りつづける平和的抗議行動を実践。〈RiverWatch〉と〈Euronatur〉が率先するヨーロッパおよび地元のNGOは、水力発電ゴールドラッシュに油を注ぐ政府の汚職と対外投資に反対しているということです。

Patagonia Blue Heart

ボスニアの河川の解放を表す力強いシンボルとなっているイドバル・ダムのインスタレーション。Photo_Andrew Burr

Patagonia Blue Heart

Photo_Andrew Burr

Patagonia Blue Heart

Photo_Andrew Burr

Patagonia Blue Heart

Photo_Andrew Burr

パタゴニアはこの危機に瀕した地方を取り上げ、水力発電ダムが原生河川や自然に及ぼす影響を詳説することで、NGOのパートナーたちとともに、ダム建設への資金援助の中止とヨーロッパに残された最後の原生河川の保護を要請する請願書への署名を呼びかけています。

「この原生地は保護する価値があり、保護されることを必要としている。ヨーロッパ最後の原生地に新しいダムを建設するための投資は金の無駄であり、世界最大級の金融機関がそのような時代遅れで搾取的な科学技術を受け入れるというのは、モラルの茶番だ。これは絶対に無視できない重要な闘いだ」―― イヴォン・シュイナード(パタゴニア創業者)

※詳しくはパタゴニアのブログ「クリーネストライン」にて。

また、このキャンペーンに合わせパタゴニア直営店にて、バルカン半島にあるヨーロッパ最後の原生河川に対する闘い、稀少生物を救うための努力、川を守るため毎日24時間態勢で反対運動をつづける女性たちについてのドキュメンタリー『Blue Heart』 ~ ヨーロッパに残された最後の原生河川を守る闘い ~の上映会も開催。参加無料です。お問い合わせ/ご予約は各ストアまで。

Patagonia Blue Heart

<スケジュール> 開場19:30 開演19:40 終了20:40(予定)
6月21日(木)パタゴニア 大阪(定員50名) TEL: 06-6258-0366
6月29日(金)パタゴニア 福岡(定員30名) TEL: 092-738-2175