今や、登山やスピードハイク、トレイルランニングといったアウトドアアクティビティの中でUL(ウルトラライト)というムーブメントがどっかりと座っているのですが、装備を軽くして軽快にアクティビティを楽しむというのは決して山歩きに限ったことではなく、自転車でのツーリングにも通ずるものがあります。

サークルズでも、OMMや山と道などのUL系アイテムの中でも自転車のアクティビティに活用できるものをご提案してきました。

ULムーブメントが大きくなるにあたって大きな役割を果たしたのが、海外のみならず国内にも多く存在する小さなガレージブランド。 MYOG(Make Your Own Gear : 自らの使うギアを自らで作るというスタイル)から派生し、良いモノを自分や知人・友人に向けて作り、それがやがて評判になり販売するようになり、中にはそちらが本業になってしまったりということもありますが、その根底にあるのは、“自分の使うものは自分で作る”という考えです。

遡ること約10年前、街で書類や荷物を自転車を使って運ぶメッセンジャーたちは、多くの人が海外からメッセンジャーバッグを手に入れ、毎日のハードなデリバリー業務で酷使していました。

もちろん毎日使うとなれば、その消耗は激しいわけで、修理のために本国に送り返すことは、大切な商売道具を長い間手放すことや、輸送費含めて修理のコストがかかってしまうという問題があったのです。

ならば、自分たちで修理をしてしまおうという発想から生まれたのが、実際に東京でメッセンジャーとして働きながら、メッセンジャーバッグメーカーとしてバッグの製作や修理を行っていたRESISTANT / レジスタントというメーカーなのです。

MARK GEAR by Circles

メッセンジャー業務という最も過酷な環境下でテストを繰り返し、また可能な限り修理をすることができ、またお好みのカラーでのカスタムオーダーもできるという彼らのものづくりへの姿勢は、自転車で例えるならば、頑丈なスチールフレームのバイクを、しっかりと手を入れながら長く使いつづけることにも通じています。

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今回紹介するのは、そんなメッセンジャーバッグメーカーである彼らが、「超軽量なバックパックに挑戦したら何ができるのか?」という着眼点から開発が始まった、DELIGHT / ディライトというバックパックです。

レジスタントのキムシン氏が、ULムーブメントとは少し距離を置き、極端に振り切った軽量化ではなく、これまでのバックボーンを活かし「タフで耐水性を確保しつつも軽量に仕上げる」というバランスを重要視することがレジスタントらしいものづくりに繋がると考え、防水性とタフさに焦点をおいて設計されています。

その重量は、480g(メーカー計測値)とペットボトル1本分。 実際手にとってみても、見た目からは想像もできないほどの軽さに驚きます。

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軽量に仕上がっていながらも、アウターにはコーデュラナイロンを用いてタフさを損なわないようにし、 インナーに防水性に優れたコーデュラリップストップシルナイロンを用いたダブルウォール構造は、昔から馴染みのあるメッセンジャーバッグに用いられたコーデュラxターポリンという組み合わせに習ったもの。

ただし、重くてタフなターポリンからリップストップシルナイロンを用いることである程度引き裂きへの耐性も残しながら大幅な軽量化に成功しました。

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また、ショルダーハーネスは日本人の体型に合わせて長すぎないものを採用。スタビライザーやサングラスホルダーを備え利便性を追求していたり、背面にはメッシュパネルを採用し、夏場の通気性の確保も怠らない仕様になっていたりと、軽量であることを目指しながらも快適に背負うことができるように工夫されています。

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ロールトップ式の開口部を採用し、バックルは積載量に応じて位置を調整可能なので、予想外のお買い物や、荷物が増えた時にも安心です。

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そしてX字状に備えられたドローコードは、テントと同じ要領で長さを調節することができる優れもの。基本的には荷室のコンプレッションの役割を果たしますが、脱いだアウターを挟んでおくなんてことも可能。ドローコードのループは上中下と左右に3ペアあるので、自分の好みにカスタマイズすることもできます。

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登山用のULバックパックではなく、あくまでメッセンジャーバッグメーカーの作る軽量バックパックということで、自転車に乗って移動することや普段使いにフォーカスしていますが、個人的にはライトハイクなどでも十分に使えるバッグだと思います。

あくまで自転車をバックボーンに持ちながら、ULガレージメーカーの成り立ちと同じように、“自分たちの使うものは自分たちで作る”ということを根底に生み出されたディライト。人によって自転車に乗る頻度はさまざまですが、多くの人にとって使いやすいと感じてもらえるバッグになっています。

商品ページ
https://shop.circles-jp.com/products/resistant-delight?variant=661390819348

最新情報
昨年の夏に、シムワークスもんじゃが山と道の夏目さんをアンバサダーに招いて八ヶ岳で開催したTOE to TOPのレポートをRALのRIDE REPORTにてアップしていますのでぜひご覧ください!
http://ral.life/ride/ridealive-2017-toe-to-top

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